Anders Frederik Steen

●Come walk with me and wonder a little/2018(カム・ウォーク・ウィズ・ミー・アンド・ワンダー・ア・リトル:グルナッシュ・ブラン)ローヌ

【2019年12月入荷】2020年2月リリース

4日間かけてゆっくりとダイレクトプレスし樽で発酵・熟成。2019年4月24日に澱引きし5月24日瓶詰め。
濃い黄色。洋梨やパイナップル、黄色の柑橘やビワなどの果実香に沈丁花など華やかに薫る白い花が加わります。アタックは瑞々しい口当たりで熟した果実由来の甘い風味やフルーティーな様子が広がります。それと共に伸びやかな酸は輪郭を作り、柑橘の内皮のようなほろ苦さが締まりと爽やかさを加え、果実味を支えつつ旨味を残します。若干ボリューム感が感じられますが、一般的にイメージしがちな南のワインとしては冷涼感がありアルコール度数も12.5%とバランスが良く、軽やかなタッチで華やかな香りと若々しい新鮮な果実味で馴染みやすいスタイルです。
●In the Shadow of the Morning Sun/2018(イン・ザ・シャドー・オブ・ザ・モーニング・サン:グルナッシュ)ローヌ
【2019年12月入荷】2020年2月リリース
ダイレクトプレスのジュース80%に除梗した葡萄20%を入れ、3週間のマセラシオン。その後ファイバータンクで発酵・熟成。2019年5月24日に澱引きし27日に瓶詰め。
仄かに濁りのある淡い煉瓦色。色合いは淡くロゼに近いことから、色調からも軽やかさを想像させます。赤いプラムやグァバ、レッドグローブやピンクグレープフルーツなどの果実香が感じられます。それに加えドライフラワーや僅かにスモーキーな香りを纏いながら、赤すぐりがプチッと弾けるような小気味良い酸と香りに似た果実味で流れるような飲み心地です。中盤からアフターにかけて風味をしっかりと留めつつ、扇型のように豊かに広がっていきます。先述の白ワインのように冷涼感がありやや果実味の多いプールサールのような印象で、旨味と果実味、品のある華やかさが感じられる味わいです。
●Quand j’etais petit, je n’etais pas grand/2016(カン・ジェテ・プティ・ジュ・ネテ・パ・グラン:ゲヴェルツトラミネール)アルザス
【2019年12月入荷】2020年2月リリース
アルザスの生産者ローラン・バーンワルトの葡萄を使用しています。
ダイレクトプレスでとったジュースを24時間開放タンクで軽く酸化させ、その後ファイバータンクに移し2017年5月31日に澱引き後、ウイヤージュせずに古樽で熟成。2019年5月2日瓶詰め。
黄金色。りんごやカリンのコンポート、黄プラムやドライアプリコットなどの凝縮した果実香と酸化熟成のニュアンスが若干感じられます。それに加えドライハーブや仄かにミルキーな風味も感じられ、複雑で奥深い風味と果実の香りが入り混じります。アプリコットのような甘酸っぱい優しい甘みが舌先から中盤まで広がり、香りのフルーツのイメージと共に酸化熟成由来の旨味と奥行きが加わります。とはいえ比較的軽やかな飲み口で徐々に深みを感じさせ、ピンと張りのある酸と円みのある果実はバランスが良く、フルーティーさと酸化がほどよく融合した味わいで奥深い余韻が長く楽しめます。

 

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