Pierre Rousse

●Dithyrambe/2014(ディティランブ:メルロー65%、カベルネフラン25%、カベルネ・ソーヴィニョン10%)赤 2020年7月再リリース

【2020年5月入荷】再入荷!
2017年9月販売致しましたディティランブの再入荷となります。メルローはカベルネの前に熟したため先に収穫して房ごとタンク内で破砕、数日間マセラシオンさせた後にプレスして
タンクでジュースだけを発酵。カベルネ2種は遅摘みしてメルロー同様に醸造、発酵終了後にメルローのタンクに入れて熟成。
オレンジがかった薄にごりのガーネット色。赤紫蘇や梅を想わせる香りや風味が主体で、赤いプラムやドライ苺、ざくろ、ドライフラワーや有機のハーブティー、枯葉などの複雑さを感じさせる印象が加わります。揮発酸は感じられますが2017年の販売時に比べよりバランスが取れ、果実味や甘み、その他熟成由来の風味が一層強く感じられることから調和がとれており嫌味がありません。また、ピエール・ルッスらしさも感じさせながら熟成による円さや穏やかさ、梅かつおのようなダシのニュアンスが膨らみ旨味感が多く感じられる味わいとなっております。
●Peccadille/NV15.16(ピカディーユ:ピノ・ノワール)赤 2020年7月再リリース

【2020年5月入荷】再入荷!
2017年4月販売致しましたピカディーユの再入荷となります。2016年は非常に収量の少なかったため、同じ区画のピノ・ノワール2015年と16年2つのヴィンテージを2016年の秋にブレンドし、2016年11月4日に瓶詰め。両年ともに同じ醸造を採っており、4日間という短い期間のマセラシオンカルボニックです。
薄濁りの淡い煉瓦色。甘酸っぱい小ぶりの苺や野苺、ソフトドライやコンポートの苺などの赤い果実のフレッシュな酸と凝縮した果汁が入り交じるような香り、それに加えドライハーブや僅かながらピンクグレープフルーツのほろ苦いピールの香りが感じられます。すっと馴染むようなスムーズな飲み心地でピノ・ノワールの繊細な印象が見受けられ、未だ初々しい果実味を残しながら2017年の販売時に比べ熟成由来のニュアンスが加わり、柔らかさや奥行き、複雑な印象が深まっていることで旨味ののった大人びた雰囲気が感じられます。
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