Francois GRINAND – La Vigne du Perron

●Katarina/2018(カタリナ:シャルドネ)白 2021年11月リリース

【2020年11月入荷】
やや濃い黄色。りんごの蜜や和柑橘、アカシアの蜂蜜、ジャスミンなどの白い花やドライハーブなどを想わせる香りが感じられ、例年に比べ熟した果実の芳醇な風味が強く感じられます。柑橘のピール菓子のようなほどよい甘さ、内皮のほろ苦い風味が果実味と相まって舌先を優しく包み、穏やかな口当たりです。仄かな芳ばしい風味を伴いコクのある様子が感じられ、新鮮なりんごに蜂蜜を垂らし柑橘をギュッと搾ったような風味が大きく広がります。張りのある酸があることで豊かな果実味や蜜などのしっかりとした風味とバランスをとりながら全体を引き締め、心地良い果実味を感じさせてくれます。
2日目以降は空気に触れることでやや酸化のニュアンスが加わり色味が深まると同時に、柑橘やりんごなどの新鮮な果実味の印象に杏やりんごのコンフィチュール、擦りりんごのようにコクや深みを感じさせるような風味が現れ、より充実した旨味感と複雑性を引き出しすように誘います。数日経過しても崩れるような様子は見受けられず、グラスワインなどでもゆっくりお使い頂けます。
●Persanne/2018(ペルサンヌ:モンドゥーズ)赤 2021年11月リリース
【2020年11月入荷】
仄かに紫がかった鮮やかな赤色。熟した赤や黒系果実が混ざり合うような果実香に、花壇に咲く赤や紫の小さな花々、土や根菜の香りがやや感じられます。口に含むと滑らかな口当たりで、凝縮した黒系果実の風味に赤い果実の風味と仄かなバニラ香が加わり穏やかな印象を与えながら広がっていき、角が取れていながらもキリッと締りの良い山葡萄のような酸が果実味を引き立てつつ全体を支えています。現在の滋味深くしっとりと体に沁み込むような飲み心地と若さ溢れる果実味が混ざり合う印象は、この先の熟成の過程で培われる深みやこなれ感、繊細で艶やかな印象などへの変化へ大きな期待が湧き、今と未来にそれぞれの良さを感じさせる物静かで実直な雰囲気と知的な魅力を持ったワインです。数日経過しても崩れるような様子は見受けられず、グラスワインなどでもゆっくりお使い頂けます。
●Ermitures/2018(エルミチュール:ガメイ)赤 2021年11月リリース
【2020年11月入荷】
鮮やかな赤色。ドライ苺やフランボワーズような赤い果実の緻密なエキスや華やかさを感じさせるような香り主体に、梅や赤紫蘇、紫の花、土などを想わせる香りが加わります。控えめな甘さで滑らかな口当たり、果実の風味はしっかりと感じられ、流れるようなスムーズな飲み心地です。瑞々しく繊細、それでいて風味は徐々に深く、そして大きく広がっていきます。僅かに燻したようなニュアンスが感じられ、旨味感と混ざり合い梅かつおだしのような風味が残り、ほどよくこなれた様子と赤い果実のエキス感が絡み合い穏やかで落ち着いた余韻が長く続きます。数日経過しても崩れるような様子は見受けられず、グラスワインなどでもゆっくりお使い頂けます。
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