Aurélien et Charlotte Houillon

●Indigo/2020(インディゴ:シラー60%、グルナッシュ40%)赤 2022年10月リリース

【2022年1月入荷】
除梗した葡萄を10週間マセラシオン。ステンレスタンクで発酵・熟成。

ルビー色。フランボワーズソースやグレナデンなどの凝縮した甘酸っぱい赤い果実の香りに、熟したブルーベリーやブラックベリーの黒系果実のニュアンスが混ざります。また、熟した赤いプラムのジューシーな印象、アールグレーの紅茶や赤、紫の花々の華やかな様子が感じられます。舌先をピリッと刺激するガスがあたり溌剌としたイメージを抱かせながら、赤い果実のソースやリキュールを想わせる緻密な果実味にブルーベリーや赤スグリなどの張りのある酸や風味が重なり、伸びやかにピュアな果実味が広がります。熟した赤いプラムの芳醇で果汁感を想わせる風味や紅茶のような華やぐ風味がエレガントな印象を与え、若々しく充実感のある果実感にしっとりと落ち着いた品の良さを感じさせるミディアムタッチの仕上がりです。
●Vieilles Vignes/2021(ヴィエイユ・ヴィーニュ:グルナッシュ)赤 2022年10月リリース
【2022年8月入荷】
除梗した樹齢70年の葡萄を10週間マセラシオン。ステンレスタンクで発酵・熟成。
ルビー色。苺やフランボワーズ、グリオットチェリーのコンポートなどやや凝縮した赤系果実の香りに、ドライプルーンやデーツなど果肉のしっかりとしたドライフルーツ、オールスパイスなどのスパイス香がほどよく加わります。色合いや果実の香りからミディアムスタイルの若々しい様子が見受けられますが、その中にも古木由来の複雑性や深みを感じさせます。一瞬ピリッと舌先をかすめるガスがあたり、繊細で軽やかなタッチで流れるように口中へと広がります。ボーヌのピノ・ノワールのようにやや充実した果実味とフランボワーズを想わせるいきいきとした酸が絡み合い、可憐でエレガントな印象を感じさせながら膨らみ、徐々にオールスパイスやドライフルーツのニュアンスが溶け込み、繊細な中に複雑性やコク深い様子が加わります。この先の熟成で更に奥深く繊細で上品な印象に拍車がかかり、魅力が増していくことでしょう。
●Canne/2021(カンヌ:グルナッシュ70%、シラー30%)赤 2022年10月リリース
【2022年8月入荷】
除梗した葡萄のフリーランジュースを使用し10週間マセラシオン。ステンレスタンクで発酵・熟成。
深紅の色合い。熟した様々な赤いベリー系果実がギュッと詰まったような果実を主体に、黒糖や黒系果実のドライフルーツ、ナツメグやクローブなどの深みを与える香りが加わります。軽やかなタッチで誘われるように口中へとスムーズに流れ込み、優しく搾った果汁を想わせる透明感のある明るい果実味が若々しい印象を感じさせながら広がります。アフターにかけてドライフルーツやスパイスのニュアンスが加わり、また、ビターカカオのようなタンニンが僅かに舌に残り、ピュアな果実味にコクや奥行き、しっとりと落ち着いた印象や充実感を与えています。
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