Leonard Dietrich

●Granit /2021(グラニット2021年:シルヴァネール、オーセロワ)白 2023年4月リリース

【2023年2月入荷】
丘の下部に位置する花崗岩土壌:樹齢約40年。シルヴァネールは2日間のマセラシオン、ダイレクトプレスのオーセロワとブレンドし、フードルで発酵と熟成。
黄金色。金柑や発酵レモン、ドライハーブ、白茶やロンジン茶などの中国茶、緑茶、蜂蜜、トリュフ、海苔、鉄分など非常に複雑性に富んだ香りが伺えます。口に含むと柔らかいテクスチャーで桃やプラムなどを想わせる芳醇な風味に優しく膨らみます。香りの印象よりも口中ではフルーツのニュアンスやオレンジや白い花などの風味が感じられ、繊細なお茶や昆布のような旨味を伴い絶妙に解けながら、果実の甘みや果実味、旨味など様々な要素は喧嘩することなく全てがまとまり、円のように丸く広がります。長い余韻で複雑で奥深く、引き込まれるような魅惑的な仕上がりです。
●Le virage du Breitstein/2021(ル・ヴィラージュ・デュ・ブレイシュタイン2021年:シルヴァネール)白 2023年4月リリース
【2023年2月入荷】
花崗岩の最後の層に粘土の筋が絡み合う土壌:樹齢約40年。ダイレクトプレスの後、古樽で発酵と熟成。
仄かに青みがかったやや濃い黄色。りんごやパイナップルなどフルーティーな印象を想わせる果実香に、レモングラスなど爽やかなハーブの香り、緑茶、煙や鉱物的なニュアンスが加わります。グラスに注ぐとややとろみのある印象ですが口に含むと気になるほどではなく、柔らかいテクスチャーで膨らみのある甘酸っぱい果実味が、乳酸的なまろやかさと共に優しく広がります。りんごやパイナップルなどの風味に加え、緑茶や軽く炒ったほうじ茶のような芳ばしさや風味がコクや奥行きを感じさせ、引き締まった酸が全体をまとめながら、アフターには昆布のような旨味が残り複雑な印象を与えます。
●Frauenberg/2021(フラウンベルグ2021年:オーセロワ80%、ゲヴェルツトラミネール20%)白 2023年4月リリース
【2023年2月入荷】
微量のマンガンを含む花崗岩土壌でグラン・クリュの土壌(北向きの為グラン・クリュは名乗れません):樹齢約35年。ダイレクトプレスの後、半分をジャー、半分をフードルで発酵と熟成。
やや濃い黄色。熟したアプリコットやプラム、黄桃、さくらんぼのコンポートなどの芳醇な果実の香りに、レモングラスや柑橘の葉のような爽やかな様子、ドライハーブや紅茶などの深みを与えるような印象が加わります。伸びやかな酸が感じられ冷涼な飲み心地を引き立て、ほどよい甘みを感じさせる豊かな果実の風味に、ハーブや紅茶、花々を想わせる華やかな印象、昆布のような旨味が絡み合いコク深さや複雑性に富んだ味わいが膨らみます。黄色の果肉を想わせる果実のフルーティーでアロマティックな様子に、旨味や奥行きが感じられる魅力に溢れた仕上がりです。
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