Fabrice Dodane – Domaine de Saint Pierre

*今回ご案内のアイテムで【7】サン・ピエール2020年(ピノ・ノワール)以外は、抜栓後2週間以上味わいが大きく崩れることがありませんので、ゆっくりとお楽しみ頂けます。【7】サン・ピエール2020年は抜栓2日目には豆のニュアンスが感じられますので、グラスワインでは翌日に持ち越さず当日うちに、または数人でボトルを開けてお召し上がり頂くことをお勧め致します。

●Riesling/2021(リースリング2021年)白 2023年5月リリース

【2023年2月入荷】
僅かに濁りのあるやや濃い黄色。熟した晩柑や早生みかんなど和柑橘の香りに、パイナップルのような香り高いトロピカルなニュアンス、柑橘のピール菓子、厚葉、ヴェルヴェンヌやローズマリーなどのフレッシュハーブ、火打石などの香りが加わります。まろやかな口当たりで、甘やかな果実の風味が大きく広がります。ブラインドではリースリング100%と想像できない印象で、膨らみのある熟した果実やコンフィチュールなどの風味を想わせますが、しっかりと伸びやかな酸が感じられ、フレッシュハーブや柑橘のほろ苦さなどの爽快感が溶け込み、軽やかな飲み心地で流れます。フルーティーで豊満な果実味に新鮮な柑橘やハーブが絡み合う、明るく愛らしい味わいです。
Chateau Renard/2020(シャトー・ルナール2020年:シャルドネ)白 2023年5月リリース
【2023年2月入荷】
仄かに青みがかった中程度の黄色。みかんのコンポートや黄柑橘のピール菓子、レモンの蜂蜜漬けなどやや充実感のある柑橘の香りに、淡く薫るパイナップルの香りがトロピカルな雰囲気を漂わせます。豊かなフルーツの香りに加えて、白い花や花の蜜、レモンバーベナ、火打ち石なども感じられます。柔らかいテクスチャーで、甘酸っぱい果実味に白い花などの華やかさが溶け込み可憐な様子で舌を包み込むように優しく広がります。柑橘のピール菓子など甘みを伴う爽やかな果実味に、新鮮な夏みかんや八朔などの風味や張りのある酸がキレや輪郭を、柑橘の内皮を想わせるほろ苦さがメリハリを与えるように全体を引き締めながら、フルーティーな印象と旨味が留まります。
Les Dallles/2020(レ・ダレ2020年:ムロン・ア・クーウ・ルージュ)白 2023年5月リリース
【2023年2月入荷】
黄金色。凝縮感のあるドライパイナップルやりんごのコンポート、熟した晩柑などの果実香に、アカシアの蜂蜜、蒸し栗、火打石、煙、ヨーグルトのような乳酸的な香りが感じられます。角の取れた滑らかなテクスチャーで、張りのある酸が先へと導くように伸びやかに口中へと誘います。充実感のある芳醇な果実の風味は、フルーティーで緻密さがあり口福感のあるリッチな印象を受けます。充実感とフレッシュ感が絡み合う香りに感じられたパイナップルなどの甘酸っぱい果実味に、ホクホクとした栗のようなニュアンスや仄かな蜂蜜の風味が、深みやコクを感じさせながら広域に広がります。アフターにかけてじんわりと溢れ出る旨味と乳酸的な風味のまろやかさが感じられ、豊かな果実味と旨味、コクや奥行きバランス良く調和した仕上がりです。
Le Blanc/2019(ル・ブラン2019年:シャルドネ、サヴァニャン)白 2023年5月リリース
【2023年2月入荷】
2019年は霜の影響で収量が激減したため、全区画のシャルドネ、サヴァニャンを使用して醸造。
やや濃いレモンイエロー。日向夏や文旦、早生みかんなどの和柑橘、柑橘のピール菓子、白い花、レモングラスやローズマリーなど華やぎのある爽やかな香りに、加えて、鉱物的な印象も伺えます。透明感の感じられる清らかなタッチで、ほどよい甘みと華やかさ、柑橘系の果実味がギュッと詰め込まれた風味は旨味を伴い、張りのあるフルーティーな酸が全体を引き締めながら伸びやかに広がります。日向夏の果皮から弾ける清涼感のある香りやピールのほろ苦さがアクセントのように現れ、溌剌とした若々しさを想わせながら、アフターに乳酸的な風味が仄かに感じられ円みのあるまろやかな余韻が続きます。果実味には爽快感がありながら、その緻密さはリッチなイメージを抱くほど充実感があり、上品で凛とした様子やこなれ感、奥行き、旨味が一体となった仕上がりです。
Les Brulees/2020(レ・ブリュレ2020年:シャルドネ)白 2023年5月リリース
【2023年2月入荷】
やや濃い黄色。りんごの蜜やコンポート、新鮮なパイナップル、黄色やオレンジの柑橘などが混ざり合う果実香に、バニラ、軽いカラメルのような芳ばしさ、火打石などの香りが伺えます。張りのある伸びやかな酸がまろやかで膨らみのある風味を引き締めながら、キレの良い軽やかな飲み心地へと誘います。クレームブリュレを想わせるコク深い風味に、柑橘やパイナップルなど爽やかでシャープ感のある酸や風味が加わりメリハリを感じさせ、アフターにかけて乳酸的な印象やバニラのような円みを帯びた風味が抜け、優しい余韻が続きます。上品でほどよいリッチな印象とフルーティーな果実味が、バランス良く溶け込む仕上がりです。
Le Rouge/2021(ル・ルージュ2021年:ピノ・ノワール、プールサール)赤 2023年5月リリース
【2023年2月入荷】
2021年は霜の影響で収量が激減したため、全区画のピノ・ノワール、プールサールを使用して醸造。
ややオレンジがかったルビー色。苺やいちじくのコンフィチュール、熟したフランボワーズなどやや充実感のある果実の香りに、ピンクグレープフルーツ、カルダモンやフェンネルなどのスパイス、赤い野ばら、ドライフラワー、白檀や鈴蘭のお香など様々な香りが加わり、若々しさと複雑性が伺えます。軽やかなアタックで透明感のある赤い果実の果汁を想わせながら、苺やフランボワーズなどのピュアで若々しい果実感とコンフィチュールのような充実した風味が混ざり合い、フルーティーな印象で舌を包み込むように広がります。徐々にスパイスやピンクグレープフルーツなどの風味がアクセントのように現れ、後半にかけてドライフラワーやお香などのたおやかな風味が深みや抑揚を感じさせます。可愛らしい果実感に、落ち着いた奥ゆかしい様子がバランス良く絡み合う上品な仕上がりです。
●Saint Pierre/2020(サン・ピエール2020年:ピノ・ノワール)赤 2023年5月リリース
【2022年8月入荷】
僅かに黒みがかったやや淡いルビー色。チェリーコンポート、グレナデン、ドライ苺などのやや凝縮感のある果実に、葉付きの苺や野苺など新鮮な果実が混ざり合う印象に、生花のバラ、ドライフラワー、土、コリアンダーやナツメグなどのスパイス、お香などの複雑性や気品を感じさせる香りが加わります。口に含むと清らかに流れるような瑞々しさを感じ、それでいてしっとりと舌の上を馴染むように広がります。充実感とピュアで可憐な赤い果実の風味が織り成す絶妙なバランスに、梅かつおのような旨味感、スパイスやドライフラワーなどの風味が深みや複雑性を与え、上品でたおやかな印象を感じさせます。鼻腔には赤い果実とバラが溶け込むような華やかな香りが抜け、更にエレガントな印象を引き立て魅惑的な余韻が長く続きます。冒頭にも記載しましたが、抜栓2日目には豆のニュアンスが感じられますので、グラスワインでは翌日に持ち越さず当日うちに、また数人でボトルを開けて頂くなど、当日中に果実味と深み、旨味が一体となった味わいをお楽しみ頂くことをお勧め致します
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