Louis Julian

●rouge 12%/2022/1000ml(赤12%:グルナッシュ、シラー、メルローで約80%、他40種ほど)赤 2023年8月リリース

【2023年7月入荷】

やや深いルビー色。カシスやブラックベリーのリキュール、レーズンやカレンズ、ドライいちじくなど凝縮感のある黒系果実を主体とした香りに、紅茶や生姜、黒糖など華やかさやコクを感じさせる香りが加わります。口に含むと香りの充実したイメージに比べて冷涼感のあるミディアムタッチで、赤い果実の果汁を想わせる瑞々しさや張りのある伸びやかな酸が感じられ、軽快な印象でスムーズに流れ込みます。口中に広がる風味は黒系果実のやや充実した風味やジューシーな果実味に、紅茶のかぐわしさや生姜を想わせる風味がアクセントとなり上品で奥行きのある様子が長く留まります。若々しく豊かな果実味とコク深さ、キレのある酸や微細なタンニンがバランス良く解けるミディアムスタイルです。

●rouge 10.5%/2022/1000ml(赤10.5%:アラモン、サンソーで70%、他サンソー、オーバン、シラー、メルローなど)赤 2023年8月リリース

【2023年7月入荷】

やや淡い赤色。熟した葉付きの苺やブルーベリー、ブラックベリーなど赤や黒系果実のミックスベリーを想わせる果実香に、紫の花やお香、紅茶など華やかな香りが感じられます。瑞々しい口当たりで清らかに口中へと広がり、コンフィチュールや熟した新鮮な果実が絡み合う豊かな風味に、花々を想わせる風味をまといエレガントな様子で大きく膨らみます。アフターにかけて黒胡椒のようなスパイスのニュアンスがアクセントのように感じられ、舌にはややドライなタンニンが僅かに残り果実味を引き締めます。ソワフな飲み心地でかぐわしい果実味がストレートに味わえる仕上がりです。

●blanc/2022/1000ml(白:ユニ・ブラン、リスタン、ヴィラール・ブラン、クラリン(カリニャン・ブラン×サンソー・ノワール)で80%、他ヴェルメンティーノ、リスタンなど)白 2023年8月リリース

【2023年7月入荷】

中程度の黄色。パイナップルや桃、りんご、柑橘などが混ざり合うフルーツポンチのような香り豊かな果実香に、加えて白い花、レモンバーベナなどが感じられ爽やかで華やぎのある香りが漂います。舌先をピリピリと刺激するガスがあたり溌剌とした若々しい印象を与え、柑橘の粒が弾けるような張りのあるシャープな酸が、瑞々しさや軽快感を掻き立てながら伸びやかに先へと導きます。トロピカルフルーツや桃などの芳醇な風味と柑橘やピールのほろ苦さ、ハーブなどの清涼感、フローラル系の風味が溶け込み大きく広がります。スッキリとした飲み心地で爽快感のあるフルーティーな辛口の仕上がりです。

●rose/2022/1000ml(ロゼ:アラモン、グルナッシュ・グリ、ユニ・ブラン)ロゼ 2023年8月リリース

【2023年7月入荷】

サーモンピンクの色合い。苺やフランボワーズ、さくらんぼ、クランベリー、姫りんごなどを想わせる果実香に、バラのような華やかな香気が加わります。舌先をピリッと一瞬刺激するガスが感じられ若々しい様子が伺え、ザクロやフランボワーズのような引き締まった果実の酸がメリハリを感じさせながら、赤い果皮をもつ果実の風味が広がり、微細なタンニンが僅かに残ります。張りのある酸が、やや充実感のある果実味に輪郭を与えるように支え、芯のある凛とした辛口の仕上がりです。

●L’Avant Garde/2022/750ml(ラヴォン・ギャルド2022年:グルナッシュ、シラー)赤 2023年8月リリース

【2023年7月入荷】

除梗したグルナッシュとシラーを別々にセミマセラシオンカルボニック。タンクから流れ出るフリーランジュースの初期の部分を、その他多数の品種の果汁と合わせて赤12%に使用、さらに葡萄の重みだけでとった中間から終盤のジュースを、こちらはグルナッシュとシラーの2品種のみブレンドしてタンクで発酵・熟成。
僅かに紫がかった深紅の色合い。カシスやブラックベリーのリキュール、レーズン、プルーン、ドライいちじくなど緻密で凝縮感のある果実の香りに、紅茶やフランボワーズソースなど香り高く華やかな印象が加わります。口に含むと香りの凝縮した黒系果実の印象に比べて、赤いベリーソースのような風味や瑞々しい果汁感すら想わせます。しなやかで雑味がなくスムーズに口中へと流れ、タンニンはシルキーで液中に溶け込み、しっとりとエキスの詰まった果実味がダージリンのような高貴な風味と絡み合いながら上品に膨らみます。若々しい果実感に落ち着きや奥行きを感じ、風味は充実しながら重たさのない飲み心地で、余韻には品のある緻密な果実味が長く残るミディアムスタイルです。
by
関連記事