Jeff Coutelou – Mas Coutelou

●PM/2021(ペー・エム2021年:ミュスカ ・プティグラン50%、クレレット50%)白 2024年11月リリース

【2024年9月入荷】
品種ごとにダイレクトプレスして、ステンレスタンクで9ヶ月間の発酵と熟成の後にブレンドして瓶詰め。
仄かに濁りのあるやや淡い黄色。白桃やプラム、硬めの洋梨、晩柑などが混ざり合う果実香に、沈丁花やジャスミンを想わせる白い花の華やかさ、レモンバーベナ、柑橘ピールなどの爽やかな香りが加わります。香り高い果実の甘やかな風味が舌先を包み込む馴染みやすいアタックで、リハリを与える小気味良い酸が感じられ伸びやかに喉を通ります。たっぷりと旨味が溶け込む豊かな果実味に、黄柑橘を皮ごとギュッと搾ったような清涼感のあるほろ苦さ、仄かな塩味が抑揚をつけながら口中を満たすように膨らみ、長く留まります。鼻腔にはミルクティーのような風味がふわりと抜けて、まろやかで優しい印象を残します。
●Tete a Claque/2022(テット・ア・クラック2022年:グルナッシュ60%、サンソー40%)赤 2024年11月リリース
【2024年5月入荷】
全て除梗してサンソーを6日間、グルナッシュは10日間のマセラシオン。プレス後にブレンドして、コンクリートタンクで9ヶ月間の発酵と熟成。
やや淡い赤色。熟したフランボワーズやザクロ、苺などの新鮮な果実の香りに、グレナデンシロップ、赤い果実のコンフィチュールやドライフルーツ、ドライフラワーの香りが加わり、フレッシュ感の中にやや充実感を感じます。ミディアムライトタッチで瑞々しく清らかに喉へと流れ、熟した果実の甘やかな風味がジューシーな印象で口中へ膨らみます。アフターにかけて甘酸っぱく可愛らしい果実味に、仄かな塩味やビターな風味、ドライフラワーのニュアンス、微細なタンニンなどが感じられ、抑揚や落ち着いた雰囲気を与えています。
●Vin de Table/2022(ヴァン・ド・ターブル2022年:カリニャン、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル)赤 2024年11月リリース
【2024年5月入荷】
全て除梗してサンソーを6日間、グルナッシュは10日間のマセラシオン。プレス後にブレンドして、コンクリートタンクで9ヶ月間の発酵と熟成。
やや淡い赤色。熟したフランボワーズやザクロ、苺などの新鮮な果実の香りに、グレナデンシロップ、赤い果実のコンフィチュールやドライフルーツ、ドライフラワーの香りが加わり、フレッシュ感の中にやや充実感を感じます。ミディアムライトタッチで瑞々しく清らかに喉へと流れ、熟した果実の甘やかな風味がジューシーな印象で口中へ膨らみます。アフターにかけて甘酸っぱく可愛らしい果実味に、仄かな塩味やビターな風味、ドライフラワーのニュアンス、微細なタンニンなどが感じられ、抑揚や落ち着いた雰囲気を与えています。
●La Buvette a Paulette/2022(ラ・ブヴェット・ア・ポレット2022年:カリニャン50%、グルナッシュ50%)赤 2024年11月リリース
【2024年5月入荷】
カリニャンを全房で7日間、グルナッシュは除梗して10日間のマセラシン。プレス後にブレンドして、コンクリートタンクで10ヶ月間の発酵と熟成。
仄かにオレンジがかった深い赤色。苺のコンフィチュールや熟した葉付きの苺を想わせる充実感や新鮮な印象が溶け込む果実香を主体に、レーズンやプルーンなどのドライフルーツ、フレッシュハーブの清涼感、土、醤油の香りが加わります。香りはやや控えめで物静かなイメージを抱きますが、口に含むとピリピリと舌先をかすめるガスがあたり溌剌とした印象で、ジューシーで甘やかな赤い果実の風味が滑らかなミディアムタッチで広がります。上品で繊細な様子が感じられる緻密な果実味に、フレッシュハーブの清涼感が艶やかさを与えて魅力を引き立てます。アフターにかけて微細なタンニンと仄かにビターな風味が残り、落ち着いた雰囲気と骨格が感じられます。
●La Vigne Haute/2022(ラ・ヴィーニュ・ウットゥ2022年:シラー)赤 2024年11月リリース
【2024年5月入荷】
クオリティの高い年にのみ生産されるワインで、過去10年で2回しかリリースされていません。
除梗して12日間のマセラシオン。コンクリートタンクで10ヶ月間の発酵と熟成。
深紅の色合い。カレンズやレーズン、プルーンなどの黒系果実のドライフルーツ、カシスリキュールを想わせる凝縮感のある香りに、黒胡椒、トリュフ、ムスクなどのニュアンスが感じられます。香りから抱く重厚なイメージに比べて、瑞々しささえ感じる冷涼なミディアムタッチで、口中へと馴染むように広がります。熟した葡萄だったことが容易に想像できるようなエキスの詰まった果実味にシルキーなタンニン、気品のある紅茶の風味などが絡み合い、綺麗な酸が全体を支えながら、しなやかなテクスチャーで広域に膨らみます。鼻腔にはグレナデンシロップの香りがふわりと抜けて、可愛らしい雰囲気を覗かせます。今後の熟成で更に複雑性が増し、繊細さや妖艶な印象が溶け込む魅惑的な味わいへと変化していくことでしょう。
●La Vie en Grose/2022(ラ・ヴィ・オン・グローズ2022年:グルナッシュ・グリ、ピクプール・グリ、リベイオン・グリ)ロゼ 2024年11月リリース
【2023年7月入荷】
全て除梗して12日間のマセラシオン。ステンレスタンクで7ヶ月間の発酵と熟成。
淡いオレンジ色。りんごやさくらんぼ、アプリコットなどのコンフィチュール、ドライ苺を想わせる果実香に、バラのドライフラワー、ドライハーブ、仄かにカラメルの香りが感じられます。流れるような瑞々しく軽快な飲み心地で、口中に留まる風味はやや充実感のある果実に赤いりんごを皮ごとかじったようなフルーティーなタンニン、ドライフラワーなど複雑性や深みを与える風味が絡み合い、落ち着きのある印象を受けます。雑味がなく潤すように喉を通り、それでいて、甘酸っぱくフルーティーな風味とコク深さや熟成感がほどよく調和する仕上がりです。
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