Les Griottes

レ・グリオット

セバスチャン デルヴューとパトリック・デプラの二人が出会いグリオットを立ち上げ、最初にワインをリリースした年は2000年。
瓶詰めの際に軽くフィルターをかけ、僅かな亜硫酸を添加したワインをパリの顧客へ納品した際に、ティエリー ピュズラの手による亜硫酸ゼロのワインを飲み、その純粋無垢な味わいに大きな衝撃を受けました。この出会いこそがパトリックとセバスチャンの人生を変える決定的なものであったようです。二人は「ブドウだけで造られているワイン、つまり添加物が何も入っていないワインは、たとえ美味しくない時期があったとしても、いずれは必ず素晴らしい味わいに変貌を遂げることを知った。だから、自分たちは何も添加されていないピュアなワインを造り続ける。」と述べています。このグリオットが2010年に解散しました。成長著しい彼らの会社は、やがては税金対策のため設備投資を増やすことになり、その設備を稼働させるためにブドウを他からも購入し、自分たちがコントロールできる範囲を超えて不本意な手順でワインを造ることになるかも知れないと判断したもので、いかにもパトリックとセバスチャンらしい理由です。それぞれ別の蔵元を立ち上げ小さなドメーヌとして再出発しましたが、二人の関係は今も全く変わっておりません。
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