Thierry Beclair

●Pic Martin/2018(ピック・マルタン:シュナン・ブラン、シャルドネ、グロロー・グリ)白微発泡 2020年12月リリース

【2020年9月再入荷】王冠:再入荷!

中程度の黄色。前回販売した2019年8月の状態に比べ、より安定感を感じます。果実の香りや風味は前回同様に洋梨やカリン、桃やりんごなどの熟した果実に白い花を想わせる香りが混ざり合うような、ほんのりと甘く華やかさが感じられます。瑞々しくスッキリとした口当たりで、微細なガスと共に果実味が溌剌とした印象で広がります。アフターにかけて白葡萄をまるごと頬張った時のような爽やかな香りが抜けていき、フルーティーさと旨味の詰まった味わいです。

●La Rosoire/2019(ラ・ロゾワール:ガメイ、カベルネ・フラン、グロロー・グリ、シャルドネ)ロゼ 2020年12月リリース

【2020年9月入荷】王冠
ややオレンジがかったサーモンピンクの色合い。さくらんぼや苺のコンポートを想わせる甘やかな赤い果実の香りや仄かにキャンディー香が感じられ、若々しく可愛らしいイメージが湧きます。やや残糖があるため王冠で打栓していますが、舌先をかすめるガスが見受けられる程度です。熟したりんご果汁や佐藤錦のようなさくらんぼを想わせる甘みがアタックに感じられ、優しく馴染みやすい口当たりです。果実味たっぷりの可愛らしい雰囲気で、甘やかな風味だけでな伸びやかな酸が感じられ、果実味とバランスが良くスッキリ感が加わり甘酸っぱい味わいです。
●Chenin Faisant/2019(シュナン・フェザン2019年:シュナン・ブラン)白 2020年12月リリース
【2020年9月入荷】
薄濁りのやや濃い黄色。熟したりんごやカリン、洋梨の芳醇な果実香の中に、黄柑橘の爽やかさや内皮のようなほろ苦い香りも感じられます。クリスピーなガスが舌先をピリピリと刺激し若さ溢れる印象で、伸びのある酸が熟した果実の風味と調和良く感じられフルーティーな味わいが広がります。アルコール14%と高めの表示ながら突出したアルコール感やボディの強さなどは感じられません。スッキリとした飲み心地で、徐々に熟した果実の豊かな風味とほどよく爽やかさを加える柑橘のニュアンスがマッチしながら大きく膨らみ、濁り由来の旨味感が残ります。
●Chenin Faisant/2015(シュナンフェザン2015年:シュナン・ブラン)白 2020年12月リリース
【2020年9月入荷】
霜の影響で収穫量が減少したため全区画のシュナン・ブランを混ぜ醸造し、シュナン・フェザンの総生産量800本とごく僅かとなりました。
べっ甲色。完熟した黄プラムや杏のような果実の香りや風味、ビターカラメルやメープルシロップを想わせる熟成がかった様子と僅かに酸化のニュアンスが感じられます。香りに感じられた蜜やカラメルのような風味と優しく舌に触れる甘みが感じられ、やや甘口といった印象を受ける風味とコクを感じますが、全体的に締まりのある酸が感じられることで、タッチは軽やかささえ感じる仕上がりです。複雑性と果実の甘み、上質な梅酒のように感じられる味わいは、この先の熟成でより深みも増していくことでしょう。
●Un Cep en Hiver/2018(アン・セップ・オン・イヴェール:カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン)赤 2020年12月リリース
【2020年9月入荷】
ややしっかりとした赤紫色。完熟したカシスやブラックベリーを想わせる香り高き黒系果実の香りが感じられます。アタックは仄かな甘みと引き締まった酸が感じられ赤い果実のベリーソースのような甘酸っぱい風味。軽やかなタッチの滑らかな質感で、香り高い充実した黒系果実の風味が広がり、加えてシルキーなタンニンとごく僅かにスパイシーさや土や根菜のようなテロワール由来の素朴さとナチュラル感が感じられます。充実した果実味、穏やかな酸、テロワール由来の大地の印象など様々な要素がバランス良く感じられ、ティエリーの物静かで優しい人柄が感じられるようで、緻密でジューシーな果実感の中に妖艶な雰囲気も兼ね備えてた魅力的な味わいです。
by
関連記事