Fabrice MONNIN – Maziere

●G21/2021(ジー・21:グルナッシュ)赤 2024年10月リリース

【2024年4月入荷】
除梗と全房半々の割合で15日間マセラシオン。ファイバータンクで発酵後、80%を228Lの樽、20%をダム・ジャンヌで2年間の熟成。瓶詰め前にブレンド。
ルビー色。レーズンやプルーン、いちじくなどの少しねっとりとした充実感のあるドライフルーツの甘やかな香り。口に含むと凝縮した香りからのイメージとは裏腹に、雑味のない清らかな飲み心地で伸びやかに広がります。旨味やコク深さが感じられるこっくりとした甘やかな果実味に、赤い果実の瑞々しさや甘酸っぱいドライフルーツのニュアンスが溶け込み、張りのある小気味良い酸は全体を支えながら軽快感を引き立てています。繊細でエレガントな口あたり、それでいて口中に留まる風味は黒系果実のドライフルーツの緻密で深みのある印象が長く続きます。
G17/2017(ジー・17:グルナッシュ)赤 2024年10月リリース
【2021年2月入荷】
除梗と全房半々の割合で15日間マセラシオン。ファイバータンクで発酵後、228Lの樽で3年間の熟成。
やや黒みがかったガーネット色。レーズンやプルーンなどのドライフルーツを想わせる凝縮感のある甘やかな香りに、クローブやナツメグのニュアンスが加わり深みや複雑性が感じられます。口に含むと香りからの凝縮した印象に比べて、瑞々しささえ感じられるミディアムタッチでしなやかに口中へと沁み渡ります。赤い果実や焼きりんごが混ざり合うような風味に、徐々に黒系果実のドライフルーツやスパイスの風味が重なっていき、コク深さや複雑な印象が増していきます。アフターには黒葡萄の果皮やカカオなどのビターなタンニンが僅かに残り、全体に引き締まった印象を与え奥行きの感じられる仕上がりです。
C18/2018(シー・18:カリニャン)赤 2024年10月リリース
【2021年2月入荷】
全房で5日間マセラシオン。ファイバータンクで発酵後、228Lの樽で3年間の熟成。
仄かにオレンジがかったルビー色。デーツやプルーン、レーズンなど少しねっとり感のあるドライフルーツのコク深い香りに、オールスパイスや木の皮、ビターカカオの香りが加わり複雑性を帯びた印象を抱きます。深みのある果実香からのイメージに比べて冷涼感のあるミディアムタッチ。凝縮感やコクのある果実の風味に赤い果実の繊細さや張りのある酸が絡み合い、滑らかなテクチャーで沁み込むように広がります。徐々にスパイスの甘苦い風味やビターなニュアンスが溶け込んでいき、更に奥行きや深みが増していきます。樽や熟成による複雑性やしなやかさ、エレガントな様子が豊かな果実味と調和した魅力溢れる仕上がりです。
●M21/2021(エム・21:マカブー)白 2024年10月リリース
【2024年4月入荷】
全房で60日間マセラシオン。ファイバータンクで発酵後、228Lの樽で2年間の熟成。
薄濁りのオレンジがかった濃い黄色。熟した黄プラムやアプリコット、琵琶を想わせる果実香に、金木犀やカモミールなどの花々、コリアンダーやナツメグのスパイス、中国茶などニュアンスが感じられます。冷涼感のある清らかな飲み心地で伸びやかに口中へと流れ、熟した果実の甘やかな風味が広がります。徐々に、スパイスやお茶などの複雑性を与える風味が重なり旨味と深みのある味わいが口中に留まります。開いていくにつれて、桃やプラムの香り高い様子やクミンなどのカレースパイスを想わせる風味が増していき、更にコクや奥行きが感じられ、ほどよい塩味が膨らみのある果実味を引き立てながら引き締まった印象や抑揚を与えています。現時点では、抜栓2日目には少し豆のニュアンスが現れますので、数人でボトルでお楽しみいただくか、グラスでは抜栓当日中にご使用いただくことをお勧めいたします。
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