Jean-Christophe Garnier

●13 vents/2019(トレーズ・ヴォン:シュナン・ブラン)白 2021年10月リリース

【2020年7月入荷】
やや濃い黄色。マンゴーやパイナップルなど完熟感のある果実香に、パッションフルーツや柑橘など酸のある果実、火打石などの香りが伺え、香気はやや控えめに感じられます。優しい甘みが舌先に感じられ柔らかいタッチで馴染みやすい口当たり。小気味良い酸が全体に伸び伸びとした印象と軽やかな飲み心地、シャープな凛々しさを与えています。また、その透明感のある酸と仄かな塩味がやや豊満な果実味にメリハリを感じさせながら、風味を口中に留めます。13.5%とアルコール表記は高めですが、酸があることで指揮者のようにボリューム感を整え、流れるように伸びていき、余韻へと果実の風味を大きく広げながら、徐々に重なっていく深みやコクが感じられます。
●Bezigon & Co/2019(ベジゴン・エ・コー:シュナン・ブラン)白 2021年10月リリース
【2020年12月入荷】
やや淡いレモンイエローの色合い。柑橘のピール菓子や日向夏、晩柑などの和柑橘、白桃やりんご、洋梨、パイナップルなどのフルーツポンチのように様々な果実が混ざり合うような香りに、花の蜜や白い花などの香りが感じられます。空気に触れ開いていくにつれ、華やかなフローラルの印象と豊かな果実の香りが膨らんでいきます。口に含むと香りに比べ更に完熟した桃やプラム、りんごのコンポートなどの風味が強く感じられ、ゆっくりとドロップが溶けていくように優しい甘みと共に果実味が広がります。若々しく粒が弾けるような柑橘系の酸と柑橘の白いワタや内皮のほろ苦さなども加わり、芳醇な果実味にスッキリとした爽やかな風味や飲み心地を与え、アフターには仄かな塩気が感じられ抑揚のある穏やかな辛口の仕上がりです。
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