Christian Venier

●La Plante aux Loups/2023(ラ・プラント・オー・ルー2023年:シャルドネ)白 2025年5月リリース

【2025年4月入荷】
ダイレクトプレス。コンクリートタンクで9ヶ月間の発酵と熟成。
中程度の黄色。 新鮮な青や赤のりんごに、クチナシなどのふっくらと甘やかに薫る白い花、蜂蜜、火打石などの香りが重なります。軽快感のある溌剌としたアタックで、青りんごを想わせる爽やかな果実味に、乳酸的なまろやかな風味が溶け込み、飴が溶けていくようにしっとりと広がります。口中に膨らみゆく中で、甘やかな果実の豊かな風味が強まっていくように感じられ、柔らかくフルーティーな余韻が残ります。冷やしていただくことで、ボディが引き締まり、軽やかさが引き立ちます。
Les Perrieres/2023(レ・ペリエール2023年:ムニュ・ピノ)白 2025年5月リリース
【2025年4月入荷】
ダイレクトプレス。コンクリートタンクで9ヶ月間の発酵と熟成。
仄かに青みがかった中程度の黄色。青りんごや黄梅、りんごのコンポートに加え、レモンピールの爽やかさや、火打石、煙、ヨーグルトのようなニュアンスも感じられます。フレッシュさとやや充実した果実の風味が混ざり合い、伸びやかな酸とともに滑らかなテクスチャーで広がります。次第に、スッキリとした果実味に、鉱物的な芳ばしさや乳酸的なまろやかさが溶け込み、時折、塩味がアクセントを与えながら口中に留まります。余韻には、日本酒のような旨みが残る辛口の仕上がりです。
●Les Hauts de Madon Blanc/2023(レ・オード・マドン・ブラン2023年:ソーヴィニョン・ブラン60%、ムニュ・ピノ40%)白 2025年5月リリース
【2025年4月入荷】
ダイレクトプレス。70%はコンクリートタンク、30%をジャーで10ヶ月間の発酵と熟成。瓶詰め前にブレンド。
中程度の黄色。りんごの蜜やコンフィチュール、白桃、青りんごなどが調和する果実香に、爽やかなフレッシュハーブや若草、シュクレフィレ、火打石のニュアンスが加わります。張りのある酸がフルーティーな風味を引き立てながら、口中へと伸びやかに誘います。清らかな飲み心地で、清涼感のあるハーブやコクを与える芳ばしさ、旨みが溶け込み、充実感のある果実味が大きく膨らみます。少し冷やしていただくことで、さらに甘酸っぱく爽快な果実の風味が際立ちます。
●La Mee/2023(ラ・メー2023年:カベルネ・フラン50%、カベルネ・ソーヴィニョン50%)ロゼ 2025年5月リリース
【2025年4月入荷】
ダイレクトプレス。ファイバータンクで9ヶ月間の発酵と熟成。
淡いサーモンピンクの色合い。苺や姫りんご、さくらんぼなどに、小さな赤い野バラの華やかさと、仄かにキャンディを想わせるチャーミングで甘やかな香りが加わります。赤い果皮をもつ果実の瑞々しくも充実感のある風味が、張りのある酸を伴ながら、流れるように口中へと広がります。アタックは愛らしく親しみやすい果実味が前面に現れ、徐々にほんのりと青みがかった風味が艶やかさを与え、上品な印象へと導きます。アフターにかけて、クローブのニュアンスが重なり、コクや深みが感じられます。
●Le Clos des Carteries/2023(ル・クロ・デ・カルトリー2023年:ガメイ90%、ピノ・ノワール10%)赤 2025年5月リリース
【2025年4月入荷】
全房で一緒に15日間マセラシオン。ファイバータンクで9ヶ月間の発酵と熟成。
中程度の赤色。赤いベリーソースやグリオットチェリーのコンフィチュールといった、やや凝縮感のある果実に加え、赤や紫の生花、土、お香、ナツメグなどのスパイスのニュアンスが感じられます。口に含むと、しなやかなミディアムタッチで、アタックは繊細で若々しい印象を受けます。膨らみゆく中でエレガンさが調和しつつ、適度な骨格を備えた果実の緻密さが際立ちます。アフターにかけてスパイスの風味が重なり、奥行きや深みをもたらします。この先の熟成で、さらに華やかで品のある味わいが引き出されていくことでしょう。
●Le Climat de la Butte/2023(ル・クリマ・ド・ラ・ブット2023年:ピノ・ドニス)赤 2025年5月リリース
【2025年4月入荷】
全房で20日間マセラシオン。ファイバータンクで8ヶ月間の発酵と熟成。
やや淡い赤色。苺の果汁を想わせる甘やかな香りに、黒胡椒やナツメグなどのスパイス、お香、竹墨、インクの香りが加わります。色合いからも伺い知れるように、軽快なライトタッチ。雑味がなく喉を潤すように滑らかに流れ込み、ピュアで愛らしい赤い果実の風味が大きく膨らみます。口中に留まる果実味に、お香やナツメグが深みを与え、黒胡椒のニュアンスが抑揚やメリハリをつけながら、可憐な中に複雑性が感じられる余韻が続きます。
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