Laurent Bannwarth

●Edel/2019(エデル:ピノ・ブラン、リースリング、ピノ・グリ、ミュスカ、ゲヴェルツトラミネール)白 2021年11月再リリース

【2021年6月入荷】
黄金色。黄桃やアプリコット、ライチ、りんごのコンポートなど芳醇な果実の香りに、紅茶やジャスミン、ドライハーブなど華やかで深みを想わせる香りが混ざり合い、甘やかに薫る果実香に複雑な印象を感じます。グラスに注ぐ際とろみのある印象を受けますが、口に含むとハリのある酸が先へと導くように飲み心地を軽やかに感じさせ、果肉感を想わせる豊かな果実味とハーブティーや紅茶のような高貴な風味が広域に広がっていきます。スッキリとしながらもほどよいアロマティックな風味、可愛らしい果実味が馴染みやすく感じられます。
●Gewurtztraminer/2019(ゲヴェルツトラミネール)白 2021年11月リリース
【2021年6月入荷】
黄金色。ライチやプラム、ドライアプリコットなどを想わせる果実香に、沈丁花やジャスミンなどの高貴な花の香りや紅茶の華やかさが加わり、引き寄せられるような魅惑的な香りが漂います。優しい果実の甘みが芳醇な風味と共にゆっくりと舌の上を滑り、伸びやかな酸が華やかでフルーティーな風味を心地よく引き立てながら弾むような軽快感を感じさせます。仄かに感じる柑橘のピールや内皮のようなほろ苦さ、ジンジャーを想わせるスパイス感がアロマティックで豊かな果実味にアクセントを与えながら、大きく広がり長く口中に留まります。アフターにはミルクティーのような風味がふわりと現れ円みのある印象が残ります。
●PinoTri/2019(ピノトリ:ピノ・ブラン、ピノ・オーセロワ、ピノ・グリ)白 2021年11月リリース
【2021年6月入荷】
薄濁りのやや淡いべっ甲色。桃やプラム、アプリコット、ミラベルなどの果実の香りに、クヴェヴリ熟成由来のオレンジピールや仄かなフュメ香が感じられます。ほんのりと甘やかな果汁が溢れるように黄色い果肉の果実の風味と共にゆっくりと広がっていき、新鮮なアプリコットをかじった時のような甘酸っぱい酸が果実味を支え、キュッと引き締まるように軽やかで伸びのある飲み心地を引き立てます。桃やプラムのような可愛らしい果実の風味に、ビターオレンジの爽やかなほろ苦さやいぶしたようなフュメ香が少しづつ重なっていき、フルーティーな中に複雑な味わいや旨味を感じさせ奥行きのあるアフターへと導きます。
●TRIPTIK/NV(トリプティック:リースリング、ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミネール)白 2021年11月リリース
【2021年6月入荷】
2017年、2018年、2019年3つのヴィンテージのブレンド。2018年のリースリング、ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミネールに2017年のリースリングを2019年5月にブレンドして、そこに2019年の3種の葡萄を投入し数日間のマセラシオン。タンクで澱と共に15ヶ月熟成し、2020年8月の瓶詰め前に澱引き。
ウィスキーのようにややオレンジがかったべっ甲色。りんごのコンポートやドライアプリコットなどのやや凝縮感のある果実の香りに、たばこやドライハーブ、軽いカラメル、フュメ香などの香りが加わり深く落ち着いた印象を感じさせます。口に含むと仄かな甘みが舌先にあたり優しくチャーミングなアタックで、ドライアプリコットなどの黄色い果肉を想わせる甘酸っぱい果実の風味に張りのある酸が感じられ、凛々しさを感じさせるように全体を引き締めながら軽さを引き出し広域に広がっていきます。ブランデーを想わせる香りがふわりと現れ大人びた雰囲気を感じさせ、タバコやドライハーブなどの香りと共に複雑で奥行きのある様子を与えます。アフターにはアタックに感じられた甘酸っぱい果実のニュアンスが蘇り、落ち着きのある印象に愛嬌を感じさせます。
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