Berry Wine Experiment

●Guefen/2020(グッフェン:テレ・ブレ、リースリング)白 2022年6月リリース

【2021年12月入荷】(王冠:ガスはありません)
リースリングは約半量づつをダイレクトプレスと全房でセミカルボニックを行い、ダイレクトプレスのテレ・ブレとブレンド。ファイバータンクで発酵・熟成。
仄かにオレンジがかった中程度の黄色。オレンジ系の柑橘やビワ、熟した黄プラム、アプリコット 赤肉メロンなどを想わせる果実の香りに、小さな白い花が咲き乱れるようなかぐわしい香りが加わります。軽やかなタッチで華やかな香りを伴いながら、黄色の果肉をイメージさせる果実の風味が豊かに膨らみます。ほんのりと甘やかなフルーツの風味と角の円い酸が溶け合い、アプリコットをかじった時のような甘酸っぱい風味がアフターにかけて伸びていきます。スッキリとして飲み心地が良く、果実とフローラルの芳醇な様子が旨味と共に感じられ、フルーティーで可愛らしい仕上がりです。
●Atelier 3/2020(アトリエ・トロワ:ガメイ・ドーヴェルニュ)ロゼ 2022年6月リリース
【2021年12月入荷】(王冠:ガスはありません)
ガメイ・ドーヴェルニュと少しのリースリングをマセラシオン・カルボニックしたものを、ダイレクトプレスのガメイ・ドーヴェルニュにブレンド。ファイバータンクで発酵・熟成。
淡いサーモンピンクの色合い。フランボワーズやさくらんぼ、赤スグリ、ザクロなどを想わせる赤い果実の香りが感じられ、溌剌とした印象が伺えます。スワリングすると甘やかな香りと華やぐ様子が引き立ちます。口に含むと白ワインのように瑞々しく清らかなタッチで、香りの印象よりも更に赤い果実の風味が豊かに感じられ甘酸っぱいドロップがゆっくりと溶けていくように優しく広がります。アフターにかけてザクロの粒が弾けるようなキュッと引き締まる風味や酸が感じられ、全体に透明感や伸びやかな様子を与えキリッとしたキレの良さを感じます。
●Experiment/2020(エクスペリメント:チャレッロ、ガメイ・ドーヴェルニュ)ロゼ 2022年6月リリース
【2021年12月入荷】(王冠:ガスはありません)
チャレッロはダイレクトプレスと14日間セミ・カルボニック。ガメイ・ドーヴェルニュは全房で15日間のマセラシオンを行い、その中に果梗ごと破砕したチャレッロを5日間マセラシオン。それらをブレンドしてファイバータンクで発酵・熟成。
仄かに赤みがかったサーモンピンクの色合い。赤いプラムやさくらんぼのコンポート、赤いりんご、クランベリーなどを想わせる果実の香りに、ナツメグのようなスパイス香が仄かに感じられます。ライトタッチの清らかな飲み心地で、赤い果実の果汁が溢れるようなピュアで可憐な印象に、スパイスの風味が抑揚を与えるように現れ、奥行きを感じさせます。Atelier3に比べ、赤い果皮を持つ果実の風味が多くやや充実感のあるスタイルですが、Atelier3同様に瑞々しく喉を潤すような軽快感のある仕上がりです。
●Mensonge a Papa/2020(モンソンジュ・ア・パパ:ガメイ・ドーヴェルニュ、ガメイ・ボージョレ)赤 2022年6月リリース
【2021年12月入荷】(王冠:ガスはありません)
ヤオ・ファタルのマニュエル・デュヴォーのガメイ・ドーヴェルニュ、ガメイ・ボージョレを全房で15日間マセラシオン。プレスした後、ガメイ・ドーヴェルニュのマセラシオン・カルボニックとブレンドして、ファーバータンクで発酵・熟成。
ややオレンジがかった淡い赤色。グレナデンや苺、フランボワーズなどのリキュール、さくらんぼのコンポートなど優しい甘さが薫る果実の様子が伺えます。口に含むと香りのイメージよりも更に完熟感のある赤い果実の風味が、苺果汁のようにピュアでジューシーな印象で豊かに広がります。他のキュヴェに比べ果実の軽快な飲み心地の中に充実感や甘やかな風味が多く感じられ、馴染みやすく可憐なスタイルの赤ワインです。
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