Pierre Rousse

●brindezingue/NV21・16(ブランドザング:モーザック、シャルドネ)白 2022年10月リリース

【2022年8月入荷】
買い葡萄の2021年のモーザック85%、自社葡萄の2016年のシャルドネ15%を使用しています。
薄濁りのやや濃い黄色。熟した黄プラムや杏、黄桃など黄色の果肉感のある芳醇な果実の香りを主体に、りんごやパイナップルの小気味良い酸のある果実、レモングラスや若草など爽やかなニュアンスが加わります。空気に触れると金木犀や梅酒のような魅惑的で華やかな香りが立ち上ります。熟したプラムや桃から果汁が溢れ出るように瑞々しく甘やかな風味を伴いながら、芳醇な果実味が舌を包み込み、新鮮なプルーンや杏などのフルーティーでキュッと引き締まった酸と共に優しく広がります。時折、黄柑橘の果皮から香りが弾けるように爽快感のある風味が感じられ、膨らみのある果実味に小気味良いアクセントを与えています。可憐で豊かな果実の風味がたっぷりと感じられる、ほど良い辛口の仕上がりです。
●panacee/2021(パナセ:メルロー)ロゼ 2022年10月リリース
【2022年8月入荷】
淡い赤色。苺やさくらんぼのコンフィチュールなど甘やかに薫る赤い果実の香りに、炒りごまのような芳ばしいニュアンスが感じられます。新鮮な熟した赤い果実の果汁を想わせる瑞々しさ、喉を潤すように清らかな飲み心地で、ザクロの粒が弾けるような張りのある酸と甘やかな果実の風味が絡み合い、伸びやかな印象で広がります。溌剌とした酸と調和することで甘やかな風味に引き締まった様子が加わり、可愛らしいピュアな果実味と軽快感をバランス良く感じられます。馴染みやすく明るい雰囲気で気兼ねなく赤い果実の風味をたっぷりと味わって頂けると思います。
●congruence/2021(コングルオンス:メルロー)赤 2022年10月リリース
【2022年8月入荷】
やや淡い赤色。苺やグリオットチェリーのコンフィチュール、ドライ苺など充実感のある赤系果実の香りに、シュクレフィレを想わせる仄かな芳ばしさ、クローブやナツメグなどのスパイスのニュアンスが感じられ、甘やかな果実の香りにアクセントを与えています。色合いや香りからも軽やかなスタイルであることが見受けられ、口に含むと新鮮な苺やフランボワーズのような溌剌とした酸が軽快感を掻き立て伸びやかな飲み心地で、凝縮感のある苺の風味は口中を覆うように大きく広がります。ほど良く充実感のある可憐な果実の風味は雑味がなく沁み込むように馴染み、スパイスの風味が抑揚や奥行きを感じさせています。苺のコンフィチュールの香りが鼻腔に抜け、愛らしい印象が長く残ります。
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