Jean-Christophe Garnier

●Bezigon/2020(ベジゴン2020年:シュナン・ブラン)白 2023年3月リリース

【2021年12月入荷】
ダイレクトプレスの後、24時間のデブルバージュ。ファイバータンクで2ヶ月間発酵・熟成。
淡いレモンイエロー。熟したプラムやりんご、さくらんぼ、硬めの洋梨など黄色や白の果肉をもつ果実の香りに、みかんのコンポート、和柑橘ゼリーなどを想わせる香り、火打ち石や煙のような印象も加わります。瑞々しく清らかな口当たりで透明感のある印象を抱かせながら、香りに感じられた果実の風味が絡み合い、伸びやかな酸に支えられ豊かに膨らみます。プラムや桃などの芳醇な香りが鼻腔に抜けフルーティーで愛らしい果実の充実感が長く続きます。開いていくに従い黄桃や核の芳ばしさ、ピーチティーなどの風味が現れ深みや奥行きを感じさせます。
●Les Nouettes/2022(レ・ヌエット2022年:グロロー、ピノ・ドニス)赤 2023年3月リリース
【2023年2月入荷】
買い葡萄を使用し、1週間のマセラシオンカルボニック。ファイバータンクで2ヶ月間発酵・熟成。
仄かにオレンジがかった淡い赤色。赤いプラムやすもも、グアバなどを想わせる果実香に、フレッシュハーブ、白胡椒やカルダモンなどのスパイス、ピンクグレープフルーツなど爽やかな香りが加わります。軽快で可憐な様子、果実から滴り落ちるような果汁を想わせる喉を潤すような飲み心地で、ピュアな果実味が広がります。口中に膨らむ風味は香りに感じられたフルーツに加え、新鮮な苺やフランボワーズ、ドライフルーツの赤い果実などが溶け込み充実感が増し、生花のバラやドライフラワー、スパイスなどを想わせる風味も現れ華やかさや抑揚を与えています。これからの季節に芝生やテラスなどで木漏れ日を浴びながら楽しみたくなるような仕上がりです。
●Gamay Aunis/2022(ガメイ・オニス2022年:ガメイ、ピノ・ドニス)赤 2023年3月リリース
【2023年2月入荷】
1週間のマセラシオンカルボニック。50%をファイバータンク、50%を3000Lのフードルで2ヶ月間発酵・熟成。瓶詰め前にアッサンブラージュ。
淡い赤色。熟した葉付きの苺やコンポート、プラム、りんご、グレナデンなどの赤い果皮を持つ果実の香りを主体に、ブラックベリーやブルーベリーなど黒系果実の香りが溶け込みます。色合いや香りの印象から軽やかなイメージを抱きますが、ライトタッチのLes Nouettesに比べては更に赤い果実の充実した様子が伺えます。レッドグローブなど皮付きの葡萄を頬張り果汁が溢れ出るようなジューシー感に、苺のコンポートやグレナデンなどを想わせる果実の風味が溶け込み、雑味のない果実味が伸びやかな酸と共に広がります。溌剌とした明るい果実味にナツメグやクローブなどの風味がアクセントのように感じられ、可愛らしい果実味に奥行きを与えています。
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