Michel Guignier
●Mystere de Rosee/2021(ミステール・ド・ロゼ2021年:ガメイ)ロゼ 2023年10月リリース
【2023年7月入荷】
仄かにオレンジがかった淡い赤色。クランベリーや苺、フランボワーズ、赤すぐり、小梅などの赤い果実の香りに、生花のバラ、ドライフラワー、赤紫蘇、枯葉など華やかさや複雑性を与える香りが加わります。軽快感のある清らなか飲み心地で、赤い果実の果汁のような瑞々しさや溌剌とした果実味に、赤すぐりやフランボワーズを想わせる引き締まった酸が溶け込みながら流れ込みます。やや揮発酸を感じますが、小梅や赤すぐりなどの果実の風味や酸と相まって嫌味がありません。口中へ膨らみゆく中で、華やかで可憐な果実味にドライハーブやドライフラワー、赤紫蘇、ナツメグなどのスパイスのニュアンスが重なり抑揚をつけ、奥行きのある余韻へと続きます。キレのある酸と愛らしい果実味に、ほどよい複雑性や深みが溶け込む軽やかな仕上がりです。
●La Bonne Pioche/2021(ラ・ボンヌ・ピヨッシュ2021年:ガメイ)赤 2023年10月リリース
【2023年7月入荷】
やや淡い赤色。ドライ苺やグレナデン、小梅、熟したブラックベリーやブルーベリーなどの果実香に、クリーンな赤い果実の果汁が混ざり合うような香り。加えて、ドライフラワーやドライハーブ、赤紫蘇、お香、土、オールスパイスやクローブなどのスパイス香が感じられます。色合いや香りからも軽やかで瑞々しさが伝わってくるような印象を受けます。ごく僅か舌先にピリピリとした刺激の走り若々しさが感じられ、柔らかいテクスチャーで伸びやかに口中へと広がります。熟した赤い果実の果汁感や透明感、ほどよい甘みを携えたドライ苺やブラックベリーなどの果実味に、ザクロや赤すぐりが弾けるような張りのある引き締まった酸が全体にメリハリを与えながら膨らみます。徐々にドライハーブ、クローブやオールスパイスのようなスパイスの風味が重なり、落ち着いた複雑性のある印象を残します。清らかに流れるピュアな果実味と奥行きやたおやかさを兼ね備えた仕上がりです。
●Au Bon Gres/2015(オー・ボン・グレ2015年:ガメイ)赤 2023年10月リリース
【2022年8月入荷】再入荷
2021年10月に販売致しましたアイテムの再入荷となります。
オレンジがかったやや淡いガーネット色。苺など赤い果実のドライフルーツ、グレナデンを想わせる充実感のある果実香に、土、木の皮、クローブなどのスパイスの香りが加わり複雑性に富んだ香りが伺えます。口に含むと熟成由来の香りの複雑な様子だけではなく、繊細で瑞々しささえ想わせる上品な飲み心地が引き出されており、流れるように沁み渡ります。空気に触れ開いていくと共に豊かな果実の風味や甘やかさが増し、抜栓時にやや強く感じられた黒葡萄の果皮をかんだ時のような微細なタンニンがしっとりとした印象で液中に溶け込みます。赤い果実のやや凝縮した風味に土、シナモンやクローブなどのスパイスのニュアンスが抑揚やコク深さを与え、余韻には仄かに梅かつおを想わせる旨味が残ります。
●Moncailleux/2017(モンカイユ2017年:ガメイ)赤 2023年10月リリース
【2022年8月入荷】再入荷
2021年10月に販売致しましたアイテムの再入荷となります。
ラ・プティット・オゼイユの樹齢60年を超える古木の葡萄のみを使用。
オレンジがかったやや淡いガーネット色。苺やフランボワーズなどのドライフルーツ、グレナデンを想わせる赤い果実の香りに、ポプリ、お香、ドライハーブ、オールスパイス、土、インクなど華やかさや深みを感じさせる香りが絶妙に溶け込み、エレガントで魅惑的な香りを放ちます。透明感のある赤い果実の果汁のような瑞々しさと充実感のある果実味が絡み合い、清らかな飲み心地で馴染むように広がります。無垢で愛らしい果実の風味にお香やドライフラワー、スパイスなどの風味が少しづつ重なり、クレッシェンドのように大きく膨らみ、深い奥行きが感じられます。澄んだ赤い果実の風味と熟成由来の旨味や複雑性が解け、たおやかな雰囲気で気品に満ちた魅力溢れる仕上がりです。
●Sur Lie MAG/1500ml/2019(シュール・リー・マグナム2019年:ガメイ)赤 2023年10月リリース
【2023年7月入荷】
プティット・オゼイユ、モンカイユ、グラニット、ビステルを瓶詰めした後、フードルの下の方に残った旨味の多い部分の上澄みだけを混ぜあわせたワインで、マグナムのみの瓶詰めでこのヴィンテージだけ造られたもの。
僅かに濁りのあるガーネット色。グレナデンなど赤い果実のリキュールやドライフルーツを想わせる充実感のある果実香に、熟したブラックベリーの甘酸っぱい香り、ドライハーブやドライフラワー、腐葉土、竹炭、クローブやコリアンダーなどのスパイスのニュアンスが加わり、複雑でやや深みのある香りが伺えます。ごく僅かにピリピリと舌先を刺激するガスがあたり、熟した赤い果実の甘やかな風味は凛とした伸びやかな酸を伴い大きく広がります。他のキュヴェに比べて果実の凝縮感や力強さがあり、たっぷりとした旨味が感じられます。時折、若々しい果実の可愛らしさを覗かせながら、ドライフルーツやリキュールなどの緻密な果実味にスパイスやドライハーブなど様々な要素が溶け込み、複雑で落ち着きのある印象を残します。今後の熟成の過程で、複雑性や旨味だけでなく更に繊細で艶やかな様子が引き出されていくことと期待が湧きます。
2023-10-16 by
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