Michel Guignier

●La Bonne Pioche/2022(ラ・ボンヌ・ピヨッシュ2022年:ガメイ)赤 2024年5月リリース

【2024年4月入荷】
10日間のセミマセラシオンカルボニック。フードルで9ヶ月間の発酵と熟成。
中程度の赤色。グレナデンやドライ苺などやや充実感のある果実香に、熟した新鮮な赤い果実の瑞々しい香りが溶け込みます。加えて、お香、ドライフラワー、土などを想わせる香りが感じられ、ピュアな果実のニュアンスにたおやかで落ち着いた印象が伺えます。口に含むと赤い果実の果汁を想わせる清らかな口当たりで、フランボワーズやザクロのような小気味良い酸と絡み合いながら伸びやかに広がります。溌剌とした明るい果実味やエレガントな繊細さを感じ、それでいて滋味深さや古風な様子を兼ね備えたミディアムスタイルです。抜栓2日目には果実の風味がやや控えめに感じられますので、抜栓当日にお召し上がりいただくことで果実の瑞々しさや充実感、落ち着きのある味わいをバランス良くお楽しみいただけます。
Au Bon Gres/2018(オー・ボン・グレ2018年:ガメイ)赤 2024年5月リリース
【2022年8月再入荷】
12日間のセミマセラシオンカルボニック。樽で12ヶ月間の発酵と熟成。
2022年2月に販売いたしましたアイテムの再入荷となります。以前に比べて更に繊細な口当たりやエレガントな印象、複雑性に磨きがかかったように感じます。
ややオレンジがかったガーネット色。グレナデンや赤いベリーソースを想わせる香りに、土やビターカカオ、ドライフラワー、コリアンダーやカルダモンなどのスパイスなどの香りが加わり、深みのある複雑な印象が伺えます。香りが膨らむにつれて、赤い果実の甘やかで緻密な様子や花々を想わせる華やかさが引き立ちます。滑らかなテクスチャーの繊細な口当たりで口中へと馴染み、新鮮な赤い果実の果汁を想わせる瑞々しさとフランボワーズやバラなどのかぐわしさ、リキュールやベリーソースのような充実感が溶け込みながら大きく膨らみます。上品で透明感のある無垢な果実味に、爽やかなスパイス、ビターカカオなどの風味が抑揚や深みを与えるように重なり奥行きが感じられ、鼻腔に抜けるフランボワーズの香りがエレガントで気品に満ちた印象を残します。
●La Petite Oseille/2021(ラ・プティット・オゼイユ2021年:ガメイ)赤 2024年5月リリース
【2024年4月入荷】
10日間のセミマセラシオンカルボニック。フードルで10ヶ月間の発酵と熟成。
仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。ドライ苺やクランベリー、グレナデンなどやや充実感のある赤い果実の香りに、腐葉土、ドライフラワー、お香などの香りが加わり、甘やかな果実香に複雑性や奥行きのある様子が伺えます。口に含むと雑味のない清らかさで沁み渡るように広がります。全体を支える凛とした酸が、可憐な果実の緻密感を引き立てながら軽やかさやメリハリを与え、心地良いミディアムタッチの飲み心地へと導きます。口中に膨らみゆく中で、ドライフラワーや土、ナツメグなどのスパイスのニュアンスが重なり複雑性を帯びた深みが伺えます。奥ゆかしく上品な印象を想わせ、それでいてムーラン・ナ・ヴァンらしい芯のしっかりとしたブレのない骨格が感じられる仕上がりです。
●Bistere Vieilles Vignes/2019(ビステル・ヴィエイユ・ヴィーニュ2019年:ガメイ)赤 2024年5月リリース
【2024年4月入荷】

樹齢約70〜80年。12日間のセミマセラシオンカルボニック。樽で12ヶ月間の発酵と熟成。
僅かにくすみのある中程度の赤色。ザクロやフランボワーズなど甘酸っぱい赤い果実、ブラックベリーなど甘やかな黒系果実が絡み合う果実香に、ポプリやお香、土、黒胡椒、インクなどを想わせる香りが加わり、滋味深く複雑性に富んだ様子が伺えます。口に含むと赤い果実の瑞々しい果汁のように繊細なミディアムタッチで、凛とした酸がブレのない芯のしっかりとした様子を引き立て、赤い果実のやや充実感のある果実味に黒系果実のニュアンスが骨格を与えるように絶妙に溶け込み、大きく膨らみます。徐々にスパイスやお香など様々な要素が少しづつ重なり、旨みがじんわりと溢れ出るように現れ、コク深く奥行きのある味わいが長く余韻に続きます。この先の熟成で更に上品で繊細な様子に磨きがかかり、複雑な味わいが引き出されていくことでしょう。
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