Michel Guignier

●Mystere de Rosee/2017(ミステール・ド・ロゼ:ガメイ)2020年1月リリース

【2019年9月入荷】

やや赤みがさした華やかなピンク色。春や朝の水々しい爽やかさをイメージして造っている辛口で、クランベリー、アセロラ、さくらんぼや苺、赤いプラムやりんごなど赤い果実や果皮を持つフルーツがミックスされたチャーミングな印象を香りや色合いからも感じられます。軽快な口当たりで甘酸っぱい果実味がたっぷりと広がり、全体をスッキリとまとめる引き締った酸が感じられ、キレの良いアフターで旨味が残ります。揮発酸が僅かに感じられますが気になるほどではなく、果実味や甘みと調和が良く感じられることから、溌剌とした雰囲気が生まれます。気負いなく楽しめるキュンとした甘酸っぱさと果実味は、ついついもう一杯と手が伸びてしまうような仕上がりです。

●Le Boutis/2017(ル・ブティ:ガメイ)2020年1月リリース

【2019年9月入荷】

ル・ブティは猪が穴を掘ったりするような場所という意味。プリムール用の収穫後に木に残していた葡萄で、収量が少なくなり他の区画よりも熟していたことから、猪が食べ始めたため当初の予定よりも早く収穫をしました。ミッシェルにとっては2017年ヴィンテージといってもラ・ルヴォールやOh…!などと同様にプリムールの扱いになりますが、それにしては収穫が遅かったためややしっかりとした印象を受け、その分だけ熟成期間が必要となり例年のプリムールよりも入荷が遅くなりました。
明るいガーネット色。若々しさと綺麗な酸を想像させる熟した赤い果実が主体で、味わいに骨格を与えるブルーベリーのような凝縮した黒系果実がやや加わる印象を受けます。香りから熟した葡萄だったことが伺えますが、口に含むと瑞々しい飲み心地で流れて行き、果実の風味に加え仄かなハーブや茎、カルダモンのようなスパイス香が爽やかさと複雑さを与えています。澄んだ酸を持つ明るく清らかな味わいの中に、熟した葡萄の果皮を思い浮かべるような凝縮感と芯の強さを兼ね備えるスタイルです。抜栓2日目には更に甘い風味や果実味、骨格などの要素ががまとまっていき柔らかく円のようなバランスに近づいていきます。
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