Anders Frederik Steen & Anne Bruun Blauert
●C’etait le premier jour des vacances d’ete. J’avais seize ans/2021(セテ・ル・プルミエ・ジュール・デ・ヴァカンセ・デテ.ジャヴェ・セーズ・オン2021年:ヴィオニエ、シャルドネ、グルナッシュ・ノワール)白微発泡 2023年11月リリース
【2023年1月入荷】ローヌのル・マゼルの葡萄を使用。ダイレクトプレスで最初に搾汁される白い果汁の部分のみを使用し、グラスファイバータンクで発酵を始め、途中で瓶詰めして1年間瓶内発酵。2022年9月末にでゴルジュマン。
仄かに青みがかった中程度の黄色。洋梨やりんごのコンポート、黄柑橘のピール菓子などのやや膨らみのある果実香に、レモンバーベナの爽やかな印象や白い花の華やかさ、仄かにミルキーな香りやシュクレフィレの芳ばしく甘やかな様子が加わります。ピリピリと微細なガスが溌剌とした印象を与え、熟したりんご果汁や洋梨を想わせる豊かな果実味に、柑橘やフレッシュハーブの爽快感、張りのあるりんご酸が溶け込み、弾むように甘酸っぱい風味が広がります。アフターにかけて僅かにシュクレフィレのような甘やかな芳ばしさやミルキーな風味が重なり、コク深くまろやかな印象が残ります。温度帯は冷やして頂くことで、より軽快感が増してスッキリとした華やぎのある風味が引き立ちます。
●I guess this is what I would have said/2021(アイ・ゲス・ディス・イズ・ワット・アイ・ウドゥ・ハブ・セド2021年:ヴィオニエ、シャルドネ)白 2023年11月リリース
【2023年1月入荷】 ローヌのル・マゼルの葡萄を使用。シャルドネからヴィオニエと徐々に新しい葡萄を追加しながら約10日間かけてゆっくりとダイレクトプレスして後半部分のジュースを使用。(シャルドネ約20%、ヴィオニエ約80%)その後、赤ワイン用に使用されていた古樽で発酵と熟成。
オレンジがかった黄金色。金柑やアプリコットのコンフィチュール、黄桃、オレンジ系の柑橘などの果実香、金木犀や沈丁花、ジャスミンなどのかぐわしい花々、紅茶などの香りが感じられ、加えてアロマティックな様子に仄かにミルクティーやバニラを想わせるまろやかな香りが伺えます。アルコール表記は13.5%と高めですが、のびやかな酸や塩味が感じられることでメリハリがあり、ボディの厚みを和らげ冷涼感のある飲み心地で、華やぎのある果実の風味が口中を覆うように広がります。やや充実感のある芳醇な果実味を主体として、フローラル系の風味やバニラなど様々な要素が溶け込み、複雑性に富んだ旨味を伴う味わいで余韻は長く、微細なタンニンがや塩味が僅かに残り引き締まった印象を受けます。アロマ豊かでほどよいリッチ感が感じられる仕上がりです。
●I fall in love at least three times a day/2020(アイ・フォール・イン・ラブ・アット・リースト・スリー・タイムズ・ア・デイ2020年:グルナッシュ・ノワール)ロゼ 2023年11月リリース
【2023年1月入荷】
5日間かけてダイレクトプレスして、1日毎にジュースを分け、2日〜4日目のジュースを使用。樽で約2年間発酵と熟成。
オレンジがかったサーモンピンク。グレナデンやチェリーコンポート、デーツや赤い果実のドライフルーツ、いちじく煮、黒糖など凝縮感のある香りに、ドライフラワーのような落ち着きのある華やかさが加わります。張りのある酸が全体を支え冷涼感のある飲み心地で、ドライフルーツやグレナデンのような甘やかさが舌先を包み込みながら、ロゼとしてはややボリューム感のある充実した果実味が広がります。口中に膨らむ中でクレッシェンドのように徐々に風味は力強く深みが増していき、仄かにほろ苦いビターな風味や熟成感、軽い酸化のニュアンスなどが深みや奥行き、複雑性を与え上品でリッチな仕上がりです。
2023-11-20 by
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