Sébastien Dervieux – Les Vignes de Babass

●Groll’n Roll 2回目の瓶詰め/2022(グロルン・ロール2022年2回目の瓶詰め:グロロー)赤 2024年6月リリース

【2024年3月入荷】
全房で2週間のセミ・マセラシオンカルボニック。グラスファイバータンクで発酵と熟成。2023年6月瓶詰。
僅かにくすみのあるやや淡い赤色。熟したブラックベリーやブルーベリーなど黒系果実に、グレナデンを想わせるやや充実感のある赤い果実、スミレのような紫の花の華やかさ、黒胡椒のスパイス香が溶け込みかぐわしい香りが漂います。アタックは瑞々しく甘やかな赤い果実の果汁のようなミディアムライトタッチで、ピリピリと舌先をかすめるガスがあたり若々しい様子が感じられます。口中に膨らみゆく中で、ピュアな黒や赤い果実が混ざり合う風味に、徐々に深みが増していくように黒葡萄の果皮を想わせる微細なタンニンやほろ苦いビターな風味、スパイスなどが絡み合いほどよい骨格や締まりが感じられます。華やぎのある若々しくフルーティーな果実味とほどよい充実感やビターな印象が調和する軽やかな仕上がりです。
●Au Bon Secours/2022(オー・ボン・スクール2022年:ガメイ)赤 2024年6月リリース
【2024年3月入荷】
全房で2週間のセミ・マセラシオンカルボニックグラスファイバータンクで発酵と熟成。2023年6月瓶詰。
僅かに紫がかった中程度の赤色。熟したブラックベリーやブルーベリー、カシスの若々しく緻密な香りに、クローブやナツメグ、木の皮などの甘苦い香り、コリアンダーやカルダモンの清涼感のあるスパイス香、土や茎、赤紫蘇などを想わせる香りが加わります。雑味のない清らかなミディアムタッチで、甘やかさと酸のある黒系果実のピュアな風味が広がります。果汁のように瑞々しく溌剌とした果実味に、土やカカオニブのようなビターな風味、様々なスパイスのニュアンスが感じられ深みや抑揚を与えています。かぐわしい紅茶の香りが鼻腔に抜け、上品な印象を余韻に残します。
●Joseph Anne Francoise/2020(ジョセフ・アンヌ・フランソワーズ2020年:シュナン・ブラン)白 2024年6月リリース
【2024年3月入荷】
ダイレクトプレスの後、グラスファイバータンクで発酵と熟成。2021年7月瓶詰。
僅かに濁りのあるやや濃い黄色。黄桃や熟した黄プラム、かりんやりんごのコンフィチュール、硬めのパイナップルなど黄色の果肉をイメージする果実香に、火打石、シュクレフィレなど芳ばしい香りが感じられます。ほどよい甘みを携えた豊かな果実の風味が芳醇な印象で口中を覆うように広がり、旨味が絡み合う果実味を張りのある酸が伸びやかに先へと導きます。アフターにかけて塩味がアクセントのように現れ膨らみのある果実を引き締め、蜂蜜やシュクレフィレの甘苦く芳ばしい風味などがコクや深みを与えます。充実感のある熟した果実の風味と旨味、ヨードや貝殻などの様々な要素が調和し、フルーティーでありながら複雑で奥行きのある余韻の長い辛口の仕上がりです。
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