Jean Yves Peron

●Poire de la Combe d’Ire/NV17&18(ポワレ・ド・ラ・コンブ・ディールNV17&18:洋梨約10種)洋梨泡 2025年3月リリース

【2024年10月入荷】王冠
粘土石灰質土壌。2017年のジュースを350Lの樽で3年間、2018年は2年間の発酵と熟成後にブレンドして瓶詰め。有機栽培のサトウキビの糖分を添加して瓶内二次発酵。
やや濁りのある中程度の黄色。硬めの洋梨や黄柑橘、白や黄色の花々、フレッシュハーブなどが混ざり合う華やかな印象に、柑橘ピールや内皮のほろ苦い香りが加わり爽快感を引き立てます。繊細で柔らかな泡がピリピリと舌を刺激し、軽快な印象を与え、小気味良い酸とともに口中に溌剌とした果実味を運びます。華やぎのあるフローラルな風味と爽やかな果実味に、たっぷりと旨みが溶け込み、優しい甘やかさが舌先に残るドライすぎることのない辛口の仕上がりです。
●i Vicini Cortese/2022(イ・ヴィチーニ・コルテーゼ2022年)白 2025年3月リリース
【2024年10月入荷】
粘土石灰質土壌。マセラシオンカルボニック14日間。3400Lのフードルで12ヶ月の発酵と熟成。
やや濃い黄色。白茶やダージリンの上質な茶葉を想わせる香りに、ミルクティー、沈丁花やジャスミンなどの白い花、柑橘の清涼感が重なり、ほどよくアロマティックで春めいた印象を受けます。柔らかく滑らかなテクスチャーながら、透明感のある清らかな飲み心地で、伸びやかな酸とともに口中へと沁み渡ります。少しミルキーなまろやかさと茶葉のような旨みが溶け込む優しい果実味に、かぐわしい花々の華やかさやウッディムスクの落ち着きのある印象が調和し、大きく膨らみます。アフターにかけて、フレッシュハーブやライムを軽く搾ったような清涼感がアクセントとなり、スッキリとした後味が続きます。
●i Vicini Favorita/2022(イ・ヴィチーニ・ファヴォリータ 2022年)白 2025年3月リリース
【2024年10月入荷】
粘土石灰質土壌。マセラシオンカルボニック14日間。300Lの樽で12ヶ月の発酵と熟成。
オレンジがかった黄金色。金柑のコンポート、黄プラム、杏、柑橘などの果実に、金木犀などの黄やオレンジ色のかぐわしい花々の印象が溶け込み、華やかさの中にもやや落ち着きのある印象を受けます。雑味のない軽快な飲み心地で、口中に膨らむ果実味は、桃の果皮を想わせる微細なタンニンが絡み合い、ややビターなほろ苦さや塩味が抑揚をつけながら大きく広がります。アフターにかけて甘やかで芳醇な果実の風味にビターオレンジや陳皮の爽やかなほろ苦さ、ドライハーブの風味が重なり深みや奥行きが感じられ、余韻に長く残ります。
●i Vicini Barbera/2022(イ・ヴィチーニ・バルベーラ2022年)赤 2025年3月リリース
【2024年10月入荷】
粘土石灰質土壌。マセラシオンカルボニック14日間。300Lの樽で12ヶ月の発酵と熟成。
やや濃いルビー色。カシスやブルーベリー、ブラックベリー、フランボワーズや苺などのソースやリキュールを想わせる、黒系果実を主体に赤い果実が調和した充実感のある香り。しなやかなミディアムタッチで、キリッとした小気味良い赤い果実の酸が溌剌とした印象を与えながら、芳醇な風味が口中を包み込むように広がります。エキスの詰まった果実味に、徐々にドライフルーツや黒糖などのコク、ほろ苦いビターなニュアンスが重なり、ブレのない骨格、深みや奥行きのある味わいへと誘います。フルーティーで明るく若々しい様子と、しっとりと落ち着いた雰囲気が調和する仕上がりです。
●Cotillon reserve/2020(コティヨン・レゼルヴ2020年:ジャケール、アルテス、ルーサンヌ)白 2025年3月リリース
【2024年10月入荷】
シスト・石灰質土壌。
ジャケール(若木):マセラシオンカルボニック14日間。ピジャージュを1回のみ。
ジャケール(古木):マセラシオンカルボニック14日間。90日間ピジャージュ1回/日
アルテス:マセラシオンカルボニック14日間。ピジャージュ1回のみ。
ルーサンヌ:ダイレクトプレス。
プレス終了後にステンレスタンクでブレンドして発酵。その後300Lの樽で36ヶ月の熟成。
ややオレンジがかった黄金色。アプリコットや黄プラム、黄桃、金柑、ビターオレンジなどの果実に、陳皮、黄色やオレンジ色の生花やドライフラワー、アールグレイ、ドライハーブ、お香などのニュアンスが感じられます。舌先にほどよく甘やかな風味が残り、張りのある酸や果実の瑞々しさを伴いながら、冷涼感のある伸びやかな飲み心地で口中へと広がります。少しずつドライハーブ、紅茶、柑橘、ビターな風味が重なり、熟成やマセラシオン由来の複雑性や旨み、コク深さが増していき、時折感じられる塩味が深い味わいにアクセントを与えます。かぐわしく、複雑性に富み、魅惑的で上品な雰囲気が漂う仕上がりです。
●Les Barrieux/2022(レ・バリウー2022年:ルーサンヌ)白 2025年3月リリース
【2024年10月入荷】
シスト、石灰質土壌。マセラシオンカルボニック14日間。1200Lのフードルで12ヶ月の発酵と熟成。
オレンジがかった黄金色。梅酒に漬けた梅やレーズンの中心部のような凝縮感、クローブ、ビターカラメルやメープルシロップ、軽いフュメ香、鉄分のようなニュアンスが溶け込みコク深い印象を受けます。しっとりとした口あたりで、風味は重厚でありながらも冷涼感があり、オードヴィーのように充実感のある甘やかな風味にオールスパイスやクローブなどのスパイス、ビターカラメルや甘栗のような芳ばしさが重なります。時間の経過とともに、さらに深みや複雑性を帯び、奥行きのあるほどよくリッチな味わいが長く続きます。
●Champ Levat/2022(シャン・ルヴァ2022年:モンドゥーズ)赤 2025年3月リリース
【2024年10月入荷】
シスト・石灰質土壌。マセラシオンカルボニック14日間。225Lの樽で12ヶ月の発酵と熟成。
ルビー色。フランボワーズソース、赤ワインを入れて煮詰めた苺のコンフィチュール、グリオットチェリーのコンポートなど凝縮感のある果実に、赤紫蘇やお香、土などの香りが重なり、しとやかで上品な様子が伺えます。瑞々しく透明感のあるミディアムタッチで、しなやかに口中へと沁み渡ります。ザクロなどの小気味良い酸が全体を引き締め、凛とした印象を与え、控えめな甘さの緻密な果実のエキスに旨み、シルキーなタンニンが溶け込み、満ちていくように大きく膨らみます。赤い果実の張りのある若々しさと落ち着きのあるエレガントな雰囲気を兼ね備えたスタイルです。この先の熟成で、繊細で清らかな飲み心地がさらに際立ち、複雑性や深み、気品に満ちた味わいが引き出されていくことでしょう。
●Tour Saragine/2022(トゥール・サラジーヌ2022年:ミュスカ プティグラン)白 2025年3月リリース
【2024年10月入荷】
シスト土壌。マセラシオンカルボニック14日間。300Lの樽で12ヶ月の発酵と熟成。
僅かに濁りのある黄みを帯びた黄金色。日向夏やレモン、ベルガモットなどの柑橘、白桃やプラムに、白胡椒、レモンバーベナ、柑橘ピールのほろ苦いニュアンスが加わります。冷涼感のある伸びやかな飲み心地で、熟した果実味とメリハリのある爽やかな柑橘の風味、旨味も溶け込み、張りのある酸を伴いながら口中に大きく膨らみます。僅かにプラムの果皮のようなタンニンが残り、引き締まった印象を感じます。
●Pierra Menta/2022(ピエラ・メンタ2022年:グランジェ)白 2025年3月リリース
【2024年10月入荷】
シスト土壌。マセラシオンカルボニック14日間。300Lの樽で12ヶ月の発酵と熟成。
黄みがかった黄金色。ヴェルガモットなどの柑橘、蜂蜜やりんごの蜜、フレッシュハーブ、ドライハーブなどが調和した複雑で深みを感じる香り。伸びやかでスムーズに喉へと流れつつ、ほどよくリッチで緻密な果実味が口中を大きく満たします。香り高く爽やかな柑橘と芳醇な蜜の風味、ハーブのニュアンスが絡み合うコク深く充実感のある味わいで、複雑性に富んだ高貴な雰囲気が余韻に長く続きます。
●Vin de Lies MAG/1500ml/NV21・22(ヴァン・ド・リ・マグナムNV21&22:ジャケール、アルテス、ルーサンヌなどドメーヌ全ての葡萄)白 2025年3月リリース
【2024年10月入荷】
シスト、石灰、粘土石灰質土壌。2021年、2022年に醸造した全ての樽、フードル、ジャーの下の方に残った旨味の多い部分のブレンド。2021年は2年間、2021年を1年間それぞれタンクで熟成させて、沈殿後に上澄みだけを2023年11月にブレンドの後瓶詰め。
濁りのあるオレンジがかった濃い黄色。黄桃や黄プラム、ネクタリン、杏などの果肉感のある果実に、柑橘ピール、緑茶や白茶、ミルクティー、軽いフュメ香が感じられます。ややとろみのある滑らかなテクスチャーで、フルーティーな風味に微細なタンニンをまとわせ、茶葉のような旨味が絡み合いながら、ほどよく充実感のある味わいが広がります。時折感じられる柑橘ピールや内皮の爽やかなほろ苦さがメリハリや抑揚をつけ、軽いスモーキーな風味が深みを与えています。鼻腔にはミルクティーを想わせる香りがふわりと抜け、まろやかで優しい印象を残します。
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