Jean-Francois Chene – La Coulee d’Ambrosia

●Panier de Fruits/2016(パニエ・ド・フリュイ:シュナン・ブラン)2019年10リリース

【2019年6月入荷】

ややオレンジがかった濃い黄色。ドライアプリコットや熟したプラム、赤肉メロンなどのしっかりとした果実の風味に、スッキリ感を感じさせる柑橘の香りやジャスミンのような白い花を想わせる香りが混ざります。それに加え鉄分や紅茶、台湾烏龍茶のような風味も僅ながら感じられ、熟した果実香に熟成由来の複雑な要素もみられます。口中には香りにあるような甘さ控えめのりんごのコンポートやドライアプリコットなど深さのあるしっかりとした果実味が広がり、柑橘のような凛々しい酸が全体にスッキリとした印象とキレの良さを与え、爽やかさと深みのある果実味が調和した味わいとなります。アフターには僅な塩味とカリンや杏などの黄色系果実の香りが抜けていきます。

●Les Joues Rouges/2012(レ・ジュー・ルージュ:カベルネ・フラン)2019年リリース

【2019年6月再入荷】

2018年6月に販売致しました2012年ヴィンテージの再入荷となります。2013年に瓶詰めしておりますが、瓶詰め後に豆のニュアンスが感じられたため、納得がいく状態になるまでジャン・フランソワが長期間カーヴで保管し2018年にリリースとなったワインです。前回の販売時も熟成による魅力的な味わいをお楽しみ頂けましたが、再入荷したこのワインは一層エレガントで抜栓時から素晴らしい味わいをご堪能頂ける状態です。
オレンジがかった淡いレンガ色。前回に比べ色合いはやや淡くなり、それと共に味わいも繊細で上品な雰囲気が増し、丁度良い赤い果実のニュアンスと熟成由来の複雑さとのバランスは最高の状態と言えます。綺麗な酸が終始瑞々しさや軽やかさを与えすっと馴染んでいくようなソワフ感にも関わらず、ほどよくドライ苺のような赤い果実を想わせる甘酸っぱい風味に僅な青みがかったニュアンスや熟成由来の梅や赤紫蘇などの風味、心地よいドライハーブのような枯れ感が加わり奥深さと果実味が混在し、なんとも複雑な風味が感じられ余韻にも長く残る魅力満載のワインです
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