Michel Guignier

●Oh….!/2020(オー….!:ガメイ)赤 2022年9月リリース

【2021年9月入荷】
薄濁りのやや淡い赤色。熟したフランボワーズや赤いプラム、苺などの赤い果実の香りに、土や根菜、クローブなどの香りが感じられ、溌剌とした果実の様子に素朴で滋味深い印象を与えます。フランボワーズや赤すぐりが弾けるような引き締まった酸があり、軽やかで赤い果実のジュースが溢れるように広がります。グレナデンや赤いプラムなどの充実した果実の風味に小気味良い酸が溶け込み、可愛らしく甘酸っぱい風味が伸びやかな様子で負担なく体に沁み込みます。明るい果実味と弾むような酸が調和し馴染みやすく、屋外などで日中から楽しみたくなるような軽快感のある仕上がりです。

●La Bonne Pioche/2020(ラ・ボンヌ・ピヨッシュ:ガメイ)赤 2022年9月リリース

【2022年8月入荷】
やや明るい赤色。甘やかな香りは控えめながら、グレナデンやさくらんぼのコンポートなどのやや凝縮した赤い果実の香りを主体に、花壇に咲き誇る赤や紫の花々、土の香り、香木を想わせる奥ゆかしい香りが感じられます。口に含むとザクロやフランボワーズなどのキュッと全体を引き締めるような甘酸っぱい酸が印象的で、溌剌とした軽快感を掻き立てメリハリを感じさせます。舌先に仄かな甘みを留め、伸びやかで繊細な飲み心地でありながら、そのスピード感に反するようにじんわりと溢れるような旨味を伴いながら果実の風味がゆっくりと広がります。アタックの若さを感じさせるピュアな果実の様子から、徐々に土や香木などの風味が溶け込み落ち着いた佇まいで大人びた雰囲気を感じさせ、旨味の残る味わいです。

●Granite/2020(グラニット:ガメイ)赤 2022年9月リリース

【2022年8月入荷】
グラニットはその名のとおり、花崗岩土壌の区画から得られる葡萄の収穫量が多く、味わいにその特徴が強く感じられるヴィンテージのみに醸造されます。
仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。完熟した赤い果実を優しく搾った果汁のような瑞々しさが伝わってくるような果実香に、腐葉土や火打石、カルダモン、コリアンダー、ナツメグなどスパイスの香りが感じられます。繊細なタッチで清らかに口中へと流れ、角の取れた穏やかな酸と赤い果実の甘みが絡み合い柔らかい印象を与えます。澄んだ愛らしい赤い果実の風味に、土やスパイスの風味が溶け込み深みや奥行きを感じさせながらクレッシェンドのように広域に広がっていきます。グラニット由来の芯のしっかりとしたブレのない凛々しい様子と、上品な雰囲気やピュアか果実味が調和よく解ける仕上がりです。この先の熟成により更に複雑性や繊細さが引き出されることでしょう。
●Granite/2015(グラニット:ガメイ)赤 2022年9月リリース
【2022年8月入荷】
2015年は暑い年だったことから、例年より葡萄が凝縮した力強い印象で醸造・熟成の過程で難しさを感じる年でした。ミッシェル自身も時間をかけて現在の味わいになるまで待ち、約7年を経て今回のリリースに至りました。グラニットらしい凛々しさを残し、緻密な果実の風味と熟成による複雑で深みを伴う味わいが引き出されています。
やや淡いガーネット色。グレナデンなどエキスのしっかりとした赤い果実を主体に、黒系果実のドライフルーツを想わせる充実した香りが溶け込みます。加えて、紫の花やお香、鉱物的な香りや土、カルダモンやナツメグなどのスパイス香が感じられ、華やかさと素朴な印象、奥深さや複雑性を与えています。グラニットらしい骨格や凛とした佇まいを残しながら、長い熟成の過程で培われたまろみやしなやかさ、熟した赤い果実を優しく搾ったような果汁をイメージさせる軽やかな飲み心地が引き出されており、緻密な果実味にエレガントで繊細な様子、梅かつおやブラックオリーブなどを想わせる風味が感じられ、旨味や奥行きが感じられる味わいです。
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