Jean-Francois Chene – La Coulee d’Ambrosia

●Boit sans Soif/2016(ボワ・ソン・ソワフ2016年:グロロー)赤 2024年1月再リリース

【2023年12月再入荷】
2018年6月、2020年10月にそれぞれ販売致しました2016年ヴィンテージの再入荷となります。
2020年10月販売当時と飲み心地や複雑性に富んだ果実の風味はそれほど大きな変化はなく、以前感じられた舌先にあたるクリスプ感や瓶底から僅かにガスが上がってくる様子は見受けられません。
粘土とシストの混ざる土壌構成。樹齢37年。12日間のマセラシオンカルボニック。翌年の春に瓶詰めをしています。
仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。ドライ苺、赤ワイン入りの苺やフランボワーズのコンフィチュール、さくらんぼのコンポートなど可憐でありながら充実感のある果実の香り、土、根菜、ドライフラワー、ドライハーブなど熟成由来の複雑な香りが溶け込みます。香りや色合いからも熟成したワインであることが伺えます。ワイン名のとおり喉を潤すような雑味のない清らかな飲み心地はそのままに、口中を駆け巡る風味はほどよい赤い果実の甘やかさや凝縮感のある可愛らしさに、熟成由来の様々な要素が調和良く絡み合い複雑性に富んでいます。軽やかなワインでありながら、旨みや充実感が残る魅惑的な味わいです。
●Les Joues rouges/2011(レ・ジュー・ルージュ2011年:カベルネ・フラン)赤 2024年1月再リリース
【2023年12月再入荷】
2022年1月に販売致しました2011年ヴィンテージの再入荷となります。
以前に比べて少し揮発酸は高く感じますが、飲み心地の繊細な印象や赤い果実の風味、旨みなどが更に引き出されているような印象を受けます。
粘土とシストの混ざる土壌構成。樹齢60年。15日間のマセラシオンカルボニック。翌年の春に瓶詰めをしています。
オレンジがかった中程度の赤色。苺やフランボワーズなどの赤い果実のドライフルーツ、ドライハーブ、ドライフラワー、赤紫蘇、腐葉土や根菜などの香りが混ざり合い、香りから深みや奥行きのある印象が伺えます。赤い果実の果汁を想わせる繊細で清らかな口あたりで、熟成由来の奥深く複雑性を与える風味が凝縮感のある赤い果実味に溶け込みながら口中に広域に膨らみます。アフターには果実の充実感に様々な要素が絡み合う味わいに、じんわりと溢れ出るような梅かつおのような旨みが現れ、更に複雑性を感じます。揮発酸はやや高いですが、果実味や赤紫蘇、旨みなどのニュアンスと調和しており、それほど突出した印象は受けません。
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