Laurent Bannwarth

●Cremant d’Alsace Brut Nature Lot2/2019(クレマン・ダルザス・ブリュット・ナチュール・ロット2/2019年:ピノ・ブラン、ピノ・グリ、リースリング、オーセロワ)白泡 2025年2月リリース

【2024年10月入荷】
品種ごとにダイレクトプレスした後にブレンド。タンクで12ヶ月間の発酵と熟成。2020年に収穫したオーセロワの果汁を加えて、41ヶ月間の瓶内二次発酵と熟成。2024年2月デゴルジュマン。ガス圧6.0
やや濃い黄色。りんごの蜜やコンポート、柑橘のピール菓子、白い花、アカシアの蜂蜜、シュクレ・フィレを想わせる華やぎのある充実した香りに、火打石や仄かに乳酸的なニュアンスが伺えまろやかな印象を受けます。2024年11月に販売いたしましたLot3(ガス圧4.5)に比べてガス圧が6.0とやや強く、繊細でありながらも泡立ちがしっかりと感じられます。熟成由来の蜂蜜など芳醇な様子と軽く火を通したりんごの充実感、張りのあるりんご酸やフルーティーな風味が相まって、コク深い味わいが大きく膨らみます。時折塩味がアクセントをつけながら、アフターにかけて仄かにビターな風味や乳酸的なまろみが重なり、奥行きの感じられる辛口の仕上がりです。
Sylvaner/2022(シルヴァネール2022年)白 2025年2月リリース
【2024年10月入荷】
ダイレクトプレス。フードルで12ヶ月間の発酵と熟成。
薄濁りの黄金色。抜栓直後はわずかに還元的に感じられますので、早めの抜栓もしくはデキャンタージュしていただくことをお勧めします。白桃やりんごのコンポート、レモンピール、黄柑橘のピール菓子などに、エルダーフラワー、火打石、乳酸的な香りが加わります。口に含むと還元的な印象は受けず、滑らかなテクスチャーで、甘やかな花々や芳醇な果実、乳酸のまろやかさが絡み合うふっくらとした風味に、張りのある酸がメリハリを与えつつ、伸びやかに広がります。仄かに感じられるレモンピールの爽やかなほろ苦さがアクセントを与えながら全体を引き締め、旨みが溶け込む柔らかい味わいが続きます。抜栓2日目には少し褐変し、オレンジがかった色合いへと変化。それに伴い軽いとろみが生じ、ドライアプリコットやドライハーブのニュアンスが加わり、コクや深みが増します。
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