Fabrice Chaillou

●Les 16 ares /2019(レ・セーズ・エール:シュナン・ブラン)白 2021年3月リリース

【2020年7月入荷】
中程度の黄色。熟した白桃や黄桃、プラム、淡いパイナップルやマンゴーなどの香りに、晩柑や夏みかん、レモングラス、ジャスミンなどの白い花の爽やかさや華やかな印象が加わります。果肉から果汁が溢れるように瑞々しくフルーティーな風味が広がり、桃やみかん、パイナップルのコンポートシロップ、トロピカルな果実や和柑橘など様々な果実が絡み合うように口中に留まります。スッキリとした酸や柑橘、ハーブ、塩気が感じられることで豊かな果実味を引き締め、果実味がのった爽快感が感じらる辛口のスタイルです。
●Midion/2018(ミディオン:シュナン・ブラン)白 2021年3月リリース
【2020年7月入荷】
やや青みがかった淡い黄色。抜栓時はやや香りは控えめに感じますが、空気に触れると白桃や黄桃、アプリコットやマンゴー、パイナップルや白いメロン、黄柑橘など様々なフルーツが混ざり合い、フルーツポンチのような香りや風味が現れます。加えて、白い花やマカロンのようなメレンゲ菓子を想わせる香りも仄かに感じられます。角のない柔らかい口当たりで舌先から中盤にかけて小気味良い酸を伴いながら、ゆっくりと溢れ出るような果汁感と優しい甘い風味が広がり、アフターにはほろ苦さや塩味が残ります。アルコール表記は14%と高めですが、室温でも収斂性や厚みなどが突出することなく酸が全体のバランスを整えています。春の麗らかなな陽気にぴったりの、ふっくらとした果実味を持つ辛口です。
●La Gronadine/2019(ラ・グロナディーヌ:グロロー80%、ガメイ20%)赤 2021年3月リリース
【2020年7月入荷】
明るく鮮やかな中程度の赤色。香りや色合いからも軽やかな様子が伝わってきます。熟した野苺やグレナデン、グミなどを想わせる果実の香りが感じられ、野山を散策しながら木々に実なる果実を頬張るような景色や雰囲気がイメージされ、甘さは控えめながら葡萄の房をギュッと搾ったようなシズル感や溌剌としたフレッシュ感が広がります。舌の上で弾むような可愛らしくピュアな果実味がたっぷりと感じられ、軽快でスムーズな足取りを想わせるように流れ喉を潤します。明るく若々しい果実味だけでなく、徐々にソフトドライの赤い果実などを想わせる凝縮感が現れ、アフターには落ち着いた雰囲気がほどよく残り、カジュアルな馴染みやすさだけでなくワインらしい飲みごたえを感じさせる仕上がりです。
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