Sébastien Dervieux – Les Vignes de Babass

●Nuee Bulleuse/2019(ヌエ・ブルズ2019年:シュナン・ブラン)白微発泡 2023年5月リリース

【2023年3月入荷】(王冠)
中程度の黄色。りんごのコンフィチュールや熟したマルメロ、カリン、りんご飴などやや充実した果実香に、柑橘の内皮、レモングラス、白い花、ヨーグルトなどの乳酸的な印象が感じられます。微細な泡がピリピリと舌の上を弾むように刺激し、シャープな酸が全体のバランスを整えながら飲み心地に軽快感を与え、ほどよい甘みと旨味を伴うりんごのコンフィチュールや擦りおろしりんごなどの凝縮感のある果実味が膨らみます。時間の経過とともに、杏や黄プラムのコンフィチュール、タルトタタン、蜂蜜、カラメルなど更にコクや深みを感じさせる風味が現れ、熟成由来の複雑性や旨味、果実の凝縮感、フレッシュな印象が絡み合う軽快でいて奥行きのある仕上がりです。
●Navine/2020(ナヴィーヌ2020年:シュナン・ブラン)白 2023年5月リリース
【2023年3月入荷】
中程度のレモンイエロー。黄桃や黄プラム、アプリコットを想わせる果実の香りに、レモンバーベナや柑橘ピールの爽やかさ、鉄分や鉱物的な印象が伺えます。滑らかな舌触りで熟したプラムやマンゴー、黄桃など果肉感を感じさせるフルーツの風味に、黄桃の核を想わせる芳ばしいニュアンスや蜂蜜などの風味が深みや複雑性を与えながら広がります。アプリコットのような甘酸っぱい酸、ジューシーで若々しい果実の風味と柑橘のほろ苦さや爽快感、こなれ感のある果実の風味や深みなど少しづつ様々な要素が調和良く絡み合い余韻が長く、口中にじんわりと溢れるような旨味と口福感をもたらします。
●Toto/2021(トト2021年:グロロー80%、カベルネ・フラン20%)赤 2023年5月リリース
【2023年3月入荷】
2021年は霜やべと病の影響で収穫量が激減したため、友人から買い受けた有機栽培の葡萄を使用して醸造したアイテム。
ややくすみのあるガーネット色。苺やフランボワーズのコンフィチュール、熟したブルーベリーや葉付きの苺、野苺、花壇の土や花々、葉や茎など仄かに青みがかった自然な景色をイメージさせる香りが感じられます。香りや色合いから、軽やかなワインであることが想像できます。瑞々しく清らな飲み心地で喉を潤すように流れ込み、新鮮な赤い果実から溢れるような果汁や甘み、溌剌とした酸に華やかな花々や土などを想わせる風味が重なり、可憐な果実味に落ち着いた印象を与えます。熟した黒葡萄の果皮を噛んだ時のようなタンニンが僅かに舌に残り、伸びやかで軽快な味わいにワインらしさや締まり、抑揚を感じさせます。
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